空降る飴玉社が岸田國士、チェーホフ作品を抜粋・脚色「チロルの秋 / 桜の園」

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空降る飴玉社「チロルの秋 / 桜の園」が、12月1・2日に京都・京都市東山青少年活動センター 創造活動室で上演される。

空降る飴玉社 戯曲抜粋企画 vol.2「チロルの秋 / 桜の園」チラシ表

空降る飴玉社 戯曲抜粋企画 vol.2「チロルの秋 / 桜の園」チラシ表

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加藤薫率いる空降る飴玉社は、京都で活動する演劇団体だ。“読み難い古典戯曲”を身近に感じてもらうことを目的とする本公演では、名作を抜粋・脚色して上演。今回は岸田國士の「チロルの秋」と、アントン・チェーホフ「桜の園」を加藤の脚色・演出で立ち上げる。

上演に向け加藤は、「チロルの秋」について「止まったままの夢と現実の狭間で行われる『大人のラブストーリー』に挑戦します」、「桜の園」については「『どこにも行けず時代に背を押され歩んでゆく姿』を淡々とリズミカルに描くチェーホフの世界には感動があります。現代を生きる私たちと似ています。皮肉に胸を刺すささやかな棘に生きるリアルを感じて下さい」と公式サイトにコメントしている。

加藤薫コメント

「チロルの秋」について
この戯曲には、“道しるべ”がほとんどありません。会話・関係性・情報が過不足なく、絶妙なバランスで構成された逸品です。触れて、立体化しなければ見えてこないものが沢山あり、見過ごさずに拾い集めてつくらなければ歩むことがない戯曲です。まさに“演劇”をするための戯曲です。止まったままの夢と現実のはざまで行われる、「大人のラブストーリー」に挑戦します。

「桜の園」について
「どこにも行けないのに、時代に背を押され、歩んでゆく姿」等を淡々とリズミカルに描くチェーホフの世界には感動があります。現代を生きる自分たちと似ていて、皮肉に胸を刺すこの作品のささやかな棘にある、生きるリアルを感じて下さい。現代ボードビル「もどき」に挑戦します。

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空降る飴玉社 戯曲抜粋企画 vol.2「チロルの秋 / 桜の園」

2018年12月1日(土)・2日(日)
京都府 京都市東山青少年活動センター 創造活動室

脚色・演出:加藤薫

「チロルの秋」

脚本:岸田國士
出演:稲葉俊、谷内一恵、吉田香月

「桜の園」

作:アントン・チェーホフ
訳:神西清
出演:谷内一恵、松永将典

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