ゆりやんレトリィバァ「禍禍女」日本人監督で初の「台北金馬映画祭」NETPAC賞

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ゆりやんレトリィバァが監督を務める映画「禍禍女(英題:Mag Mag)」が台湾で行われている「第62回台北金馬映画祭」にてアジア映画の新たな才能を顕彰する「NETPACコンペティション」のNETPAC賞を受賞した。これは、アジア映画の発展と国際的理解を促進するために設立された国際団体NETPAC(Network for the Promotion of Asian Cinema)が選定するアジア映画部門で、アジア地域の新鋭監督や注目作を対象にもっとも優れた作品へ贈られる栄誉。同賞の受賞は、日本人監督としては史上初となる。

「第62回台北金馬映画祭」に参加したゆりやんレトリィバァ

「第62回台北金馬映画祭」に参加したゆりやんレトリィバァ

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ゆりやんレトリィバァが初めてメガホンをとった「禍禍女(まがまがおんな)」は、実際の経験をもとにした狂気の恋愛映画。「ミスミソウ」「ヒグマ!!」の内藤瑛亮が脚本を手がけ、南沙良が主演を務めた。「第54回モントリオール・ニュー・シネマ国際映画祭」など22の国際映画祭に出品・ノミネートされている。

「第62回台北金馬映画祭」での「禍禍女」Q&Aの様子

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今回の受賞は、「大胆で新鮮、そして常識にとらわれない手法で、日本映画の伝統に新たな息吹を与え、観客の予想を次々と裏切る展開を生み出した点」が高く評価された。また「現代社会のテーマとエンターテイメント性を巧みに融合させた点もこの作品の大きな魅力となっています」とのコメントを受けている。

「第62回台北金馬映画祭」にてNETPAC賞を受賞したゆりやんレトリィバァ

「第62回台北金馬映画祭」にてNETPAC賞を受賞したゆりやんレトリィバァ [拡大]

このたび、新たにアオイヤマダ髙石あかり田中麗奈水島麻理奈平田敦子前田旺志郎鈴木福本島純政九条ジョー平原テツ斎藤工前原瑞樹の出演も明らかに。安田明人役の九条は「思えば、僕が最初に出会った「禍禍女」は、まさにゆりやん本人でした。今回オファーをいただき、映画監督・俳優・同期という肩書きを越えて、彼女の内側にある混ざり合った感情に触れてみたいと思い向き合いました。知れば知るほど分からなくなる──そんな彼女に翻弄されながら、気づけば撮影は終わっていました。アメリカへ旅立った彼女が日本に残した、最高で最恐の禍禍しい置き土産。ゆりやんレトリィバァという“人間の禍禍しさ”を、どうぞご堪能ください」と語っている。

「禍禍女」キャスト。上段左から南沙良、アオイヤマダ、髙石あかり、田中麗奈、水島麻理奈、平田敦子。下段左から前田旺志郎、鈴木福、本島純政、九条ジョー、平原テツ、斎藤工、前原瑞樹

「禍禍女」キャスト。上段左から南沙良、アオイヤマダ、髙石あかり、田中麗奈、水島麻理奈、平田敦子。下段左から前田旺志郎、鈴木福、本島純政、九条ジョー、平原テツ、斎藤工、前原瑞樹 [拡大]

「禍禍女」は来年2月6日(金)より全国で公開。

九条ジョーコメント

吉本興業の養成所の同期として、お笑いを始めた頃からゆりやんレトリィバァは、僕らを軽々と置き去りにしていく存在でした。追いつけないまま年月が過ぎ、劇場の合間に恋愛の話をした時、ようやく彼女の“人間らしさ”に触れた気がしたものです。しかしその数年後、彼女はその恋愛経験さえ奇々怪界な映像表現へと昇華してしまった。思えば、僕が最初に出会った「禍禍女」は、まさにゆりやん本人でした。今回オファーをいただき、映画監督・俳優・同期という肩書きを越えて、彼女の内側にある混ざり合った感情に触れてみたいと思い向き合いました。知れば知るほど分からなくなる──そんな彼女に翻弄されながら、気づけば撮影は終わっていました。アメリカへ旅立った彼女が日本に残した、最高で最恐の禍禍しい置き土産。ゆりやんレトリィバァという“人間の禍禍しさ”を、どうぞご堪能ください。ほら、振り返ると……あなたの後ろにも“あの女”が。

ゆりやんレトリィバァ コメント

この度は本当にありがとうございました! 台湾のみなさまにも「禍禍女」を楽しんでいただき本当に嬉しいです。さらには、このような賞を頂けたことは非常に光栄です! 本当にありがとうございます! 日本での公開を前に世界中の映画祭に参加させていただいて、改めて、全てのキャスト、スタッフ、この映画に携わってくださったみなさま、そしてご覧くださったみなさまの全員のパワーで「禍禍女」は生まれていくのだと実感いたします。本当にありがとうございます!引き続きみなさまに映画「禍禍女」を楽しんでいただけるように頑張ります! 日本公開は2026年2月6日です! どうぞお楽しみにしていてください! ……LOVE

第62回台北金馬映画祭に参加したゆりやんレトリィバァ

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映画「禍禍女」追加キャスト解禁映像

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ゆりやんレトリィバァ「禍禍女」日本人監督で初の「台北金馬映画祭」NETPAC賞

キャスト12名発表
九条ジョー「彼女の内側にある混ざり合った感情に触れてみたいと思い向き合いました」

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