COCK ROACH遠藤仁平、膵神経内分泌腫瘍を公表「また必ずライブハウスで逢いましょう」

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ロックバンドCOCK ROACHのボーカリスト・遠藤仁平が膵神経内分泌腫瘍を患っていることを発表した。

COCK ROACH。写真中央が遠藤仁平(Vo)。

COCK ROACH。写真中央が遠藤仁平(Vo)。

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遠藤はオフィシャルサイトにて「私事ですがとても珍しい病気に罹りました。膵臓の神経内分泌腫瘍です。約10万人に1人、希少がんとも呼ばれている悪性腫瘍です」と報告し、「膵臓がんよりは進行が遅く悪性度が低い病気」であることを説明。手術では胆のうを全摘出して膵臓の一部を切除し、医師の判断のよっては十二指腸を全摘出する可能性もあるという。手術前の検査では喉(甲状腺)に悪性腫瘍が見つかり、そして心臓左室機能の低下も明らかに。遠藤は自身の状況を説明しつつ、「まさにdead startな一年です。膵臓の手術が終わっても甲状腺や心臓の治療も進めなければなりません」と述べている。

また遠藤は「ずっと『死』というものを足のつま先に見据えながら表現活動させていただき生きてきたので絶望感はおろか悲観する事もありませんでした。恐怖心もゼロに近い程湧きません」とつづり、「むしろ『死』という自分自身最大の現実&ファンタジーをより近くに日々感じる事で生々しい『生』を宿した作品が書ける未来を期待しています。今まで以上に万物のあらゆるものに感謝しながら日々を生きようと」と、現在の心境を吐露。そしてCOCK ROACHの新しいアルバムを完成させることを約束しつつ、「蜚蠊同志会の皆様、人生どんな状況に置かれても悲観せず、絶望せずに歩みましょう。また必ずライブハウスで逢いましょう」とファンに向けてメッセージを送っている。

COCK ROACHは1996年に結成され、2005年に解散したロックバンド。2018年に再始動して以降、不定期に活動している。2023年4月には「虫の夢死と無死の虫」「赤き生命欲」「青く丸い星に生まれて」という解散前のアルバム3作品を配信リリースし、7月には2019年発表のアルバム「Mother」を配信。昨年12月から今年1月にかけて5週連続でライブ映像をYouTubeに公開した。

COCK ROACH「食人欲求者の謝肉祭~カニバリズム・ン・カーニバル~」LIVE@代官山UNIT 2023.5.6

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読者の反応

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Faris @Faris21811533

@natalie_mu これは素晴らしいです🥰🥰

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