お気に入りはニヨニヨしちゃう作品
──リョウガさんは日常のどんなタイミングでアニメをご覧になりますか?
オフの日は家にこもってアニメを観るというのが当たり前になっているし、寝る前や移動中も観ています。あとは、超特急は7人組なので、撮影のときに待ち時間が多いことがあるんですよ。そういう場合はスタジオのWi-Fiを使ってアニメを観ています(笑)。
──なるほど。たくさん観ていく中で、お気に入りになる作品や、観続ける決め手になるポイントはありますか?
けっこうあるんですが、例えばほのぼの系の作品で、観ていてニヨニヨしちゃうような……。
──ニヨニヨしちゃうというのは、どういう部分にでしょうか。ツッコみたくなってしまう感じですか?
単純に萌えってやつですかね。かわいらしいキャラがいたとして、その子が自分の妹だった場合、日常はハッピーなんだろうな……と、思ったりしますね。
──イマジネーションが膨らむところに、ですね(笑)。
ええ。イマジネーションが非常に広がりんぐなやつです!
タカシは完全に2次元の魅力にハマッた
──先ほど、待ち時間にもアニメを観るとおっしゃっていましたが、超特急のメンバーと今観ている作品の話はしますか?
“後半号車”はけっこうアニメを観ているかな。ユーキ(5号車)、ユースケ(6号車)、タカシ(7号車)はよく観ていて、その中でも僕以上にいろいろな作品をチェックしてるのはユーキ。彼は僕がハマる前からアニメを観ていたので、ハマり始めの頃はオススメを教えてもらっていましたし、今ではお互いに「これ面白いぜ」と教え合う仲ですね。「最新話観た?」「まだ観てない」「ネタバレするなよ?」みたいな。
──ユーキさんからオススメしてもらった中で、リョウガさんもハマった作品は?
「Re:ゼロから始める異世界生活」かな。ユーキが「Re:ゼロはヤバい」「レムは絶対大事な位置になる」と言っていたんですよ。そうしたら案の定その流れになって、「ほら、言ってたでしょ?」って(笑)。ユーキは今でもレムたんも中の人(水瀬いのり)も大ファンなんです。水瀬さんは歌も上手ですし、特にこの作品の中で流れる「Wishing」というキャラクターソングが名曲なのでぜひ聴いてください。
──わかりました(笑)。タカシさんがアニメをすごく観ているイメージはあまりないかもしれませんね。
そうなんですよね。たぶん僕とユーキに影響されたと思うんです。タカシがブログとかでアニメ系の話を出すと、僕のブログのコメント欄に「タカシを引き込まないでくれ」ってタカシ推しからのクレームが殺到したりもするんですけども(笑)。完全に2次元の魅力に気付いてハマった1人じゃないですかね。
──ユースケさんとはどんなアニメの話をするんですか?
ユースケは「ベルセルク」がめっちゃ好きですね! ほのぼの系やハードなアクション系も好むイメージがあります。あと彼は、僕が「これいいよ」とオススメするとすぐ観てくれるので、自分の好きな作品に染めさせて……楽しく話しやすい相手になってくれるのでいいなと思っています(笑)。
「亜人」の佐藤には多くの女性が心奪われる
──今回は、リョウガさんに読者の方に向けたオススメ作品を選んでいただいたので、そのお話も伺えればと思います。
ほいさ。
──最初は「亜人」から。これはどうして興味を持ったんですか?
「亜人」
- 主人公は、決して死なない新種の人類“亜人”であることが発覚したことで警察や政府から追われる高校生・永井圭。彼は、国家転覆を謀る亜人テロリスト・佐藤と戦いを繰り広げる。
- スタッフ / キャスト
- 総監督:瀬下寛之
監督:安藤裕章
原作:桜井画門「亜人」(講談社「good!アフタヌーン」連載中)
出演:宮野真守、細谷佳正、大塚芳忠
©桜井画門・講談社/亜人管理委員会
今年、実写映画化されたのですごくタイムリーな作品だし、主人公の圭がけっこうクズなのが斬新だなと思って。あと、圭と敵対する佐藤というキャラクターがいるんですが、彼がカッコいいんですよ! 大塚芳忠さんの声がめちゃくちゃ渋くて、自分もあんな声が出せたら人生変わったのかなとか思います(笑)。本当に魅力的なので、きっと多くの女性が心を奪われるんじゃないかな。
──(笑)。
あとは3Dアニメーションが最初に観たときは違和感があったのですが、クセになりました。圭の声は宮野真守さんがやってるんですけど、アニメというよりは実写寄りな演技をしているように思えて、そういうところもいいなと感じますね。
──なるほど。次の作品は「ようこそ実力至上主義の教室へ」ですね。これは「亜人」とはタイプが違う作品ですが。
「ようこそ実力至上主義の教室へ」
- 綾小路清隆が入学した高度育成高等学校は、全国屈指の名門。そして同校には、優秀な者だけが高待遇を受けられる完全実力至上主義のルールがあった。
- スタッフ / キャスト
- 監督:岸誠二、橋本裕之
原作:衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」(MF文庫J)
出演:千葉翔也、鬼頭明里、久保ユリカ
©衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
ビジュアルを見たときはハーレム系の話かなと思ったんですが、まったく違いました。シリアスなエピソードが多くて、主人公も謎が多い。いい意味で期待を裏切られるような展開が続くので、シンプルに楽しいだけではない作品です。あとユーキが生誕記念グッズの生写真で主人公の綾小路清隆のコスプレをして。
──ユーキさん、このアニメが好きだとブログにも書いてましたよね。
ええ。ユーキファンの方で「これは誰のコスプレなんだろう?」と思った人は、ぜひこのアニメを観て、綾小路はユーキとは全然違う……ドジっ子じゃないキャラクターなんだぞと知っていただけたらなと(笑)。コスプレに関しては僕も推したんですよ。「ユーキほどのルックスだったら綾小路くんのコスプレをしても叩かれないと思うぞ」って。彼は作品への愛もすごくありますし。
──そうだったんですね。この作品については、ユーキさんとも話すんでしょうか?
話しますね! 主人公が棒読みですごく不思議なキャラクターなので、ユーキとお互いにまねをし合いながら会話したり(笑)。リハ中に「何分から始めるんだ」「どうやって進めるか?」とか。
次のページ »
「ソードアート」はめちゃくちゃ泣ける!
- リョウガ
- 7人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の3号車でメインダンサー。神奈川県出身。グループをまとめるリーダーで、深みのある声を生かしてCBCラジオ「スクランブル×特急!!!!!!!!」のメインMCや超特急の映像作品のナレーションなども担当している。アニメ好きが高じて、2017年4月からはTOKYO MXのアニメ番組「アニ☆ステ」のMCに就任。また、「バイオハザード」のオンラインゲームで世界ランク2位になった経験があるなど、ゲームの腕前があることでも知られている。超特急は12月24日よりアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」を実施中。1月6日には大阪・大阪城ホールでファイナル公演が行われる。
2018年1月5日更新