「斉木楠雄のΨ難」で夢が叶った！
──「ふしぎの海のナディア」は、“今から再履修したいアニメ”として挙げていただきました。こちらも1990年代のアニメですが、今この作品に興味を惹かれる理由は？
「ふしぎの海のナディア」
- 1889年、万国博覧会が開催中のフランス・パリ。発明が好きな少年ジャンは謎の少女ナディアと知り合い、海へと大冒険に出ることになる。
- スタッフ / キャスト
- 総監督：庵野秀明
原案：ジュール・ベルヌ「海底2万マイル」
出演：鷹森淑乃、日高のり子、水谷優子
実は小さい頃に観た印象しかなくて。キャラクターデザインがすごく好きだし、海に出るという設定がいいなと思います。ヒロインの個性が強くて肌が褐色なのにもときめきます！ Netflixのアニメ作品リストを見ていたときに見つけて、「あっ！ ナディアがある！」とうれしくなりました。
──スタッフがすごく豪華ですよね。総監督が庵野秀明さん、キャラクターデザインが貞本義行さん、音楽は鷺巣詩郎さんが担当しています。
今考えると、“神中の神作品”ですね。アニオタとして生きているので、これを押さえておかなかったら自分を許せないです。時間はかかると思うけれど、ハマったら一気に観ちゃうんだろうな。私はヒロインに翻弄されたい願望があるので、ナディアに振り回されたいです！
──最後は「斉木楠雄のΨ難」ですね。この作品を知ったきっかけは、同名の原作マンガでしょうか？
「斉木楠雄のΨ難」
- 超能力を持つ高校生・斉木楠雄はなんでも思いのままだが、それが災いのもとになることも。ひっそりと生きてきた彼に、次から次へと災難が降りかかる。
- スタッフ / キャスト
- 監督：桜井弘明
原作：麻生周一「斉木楠雄のΨ難」（集英社「週刊少年ジャンプ」連載中）
出演：神谷浩史、小野大輔、島﨑信長
©麻生周一／集英社・PK学園
原作はもともと好きで読んでいたんです。アニメはとにかくテンポがいいので、濃厚なストーリーのアニメ作品を観るのに疲れちゃうなというときにぴったりです。ハッピーな要素しかないので、いつでもどこでも楽しく観られる！ それがすごく好きです。
──第1期ではでんぱ組.incの楽曲が使われていました。ご自身の楽曲がアニメに使われると知ったときはどういう気持ちでしたか。
私はもともとアニソンシンガーを目指していたので、夢が叶ったと思いました！ 最初にお話を聞いたときは、信じられなくてボーッとしちゃいました。
──なるほど。クセの強いキャラクターばかりですが、お気に入りは？
オタク的な視点で考えると、夢原知予ちゃんと海藤瞬くんの関係性に徐々にフラグが立っていくところが好きです。あと燃堂力は本当に面白い！彼がいないとこの作品は締まらない。ビジュアルにインパクトがあって、最初は濃いなと感じていたんですが、観進めるうちに愛しくなってきて、今やかわいいと思っています。あと楠雄がとにかくカッコいい！ 基本的に悪い人が出てこないので作品全体も愛せるし、キャラクターもみんな好きになっちゃいます。
「ママレード・ボーイ」は必修科目！
──ここからは、男性にオススメしたい作品についてお話いただければと思います。まずは「Angel Beats!」ですね。
「Angel Beats!」
- 原因不明の死を遂げた少年・音無は死後の世界の学校で、ゆりと名乗る少女と出会う。彼は、ゆりらとともに天使と戦う道を選ぶが……。
- スタッフ / キャスト
- 監督：岸誠二
出演：神谷浩史、櫻井浩美、花澤香菜
©VisualArt's / Key / Angel Beats! Project
ユイちゃんというピンク色の髪の女子が推しキャラです。天真爛漫でかわいいし、お歌に懸ける情熱もすごい子なんです。日向くんという男の子の彼女への対応が本当に神で！ 終盤に日向くんの名ゼリフがあるので、男性はぜひそのシーンを観て男のレベルを上げてほしい！ めちゃめちゃカッコいいんですよ！
──死後の世界が舞台なので世界観が難しいのでは？と思いましたが、コミカルなシーンも多くて観やすいですよね。
シリアスとコミカルの割合が黄金比なんですよ！ あとライブシーンも入ってくるので、テンションが上がります。世界観はちょっと難しいけどサクサク見られると思いますし、キャラクターが多いのでお気に入りが見つかるはずです。
──女性ファンが多い「Free!」シリーズは、どんなところを男性にオススメしたいですか？
「Free!」シリーズ
- 岩鳶高校の2年生・七瀬遙は、かつての仲間たちとともに水泳部を設立。一時は競泳から遠ざかっていた遙だったが、次第に情熱を取り戻し始める。
- スタッフ / キャスト
- 監督：内海紘子
原案：おおじこうじ「ハイ☆スピード！」（KAエスマ文庫）
出演：島﨑信長、宮野真守、鈴木達央、代永翼、平川大輔
©おおじこうじ・京都アニメーション／岩鳶高校水泳部
男の子たちががんばっている姿が尊い……。この作品を観て男性諸君も夢に向かって努力してほしいです。最初は、水泳が苦手なのに始めた竜ヶ崎怜が、でんぱ組に入るまでダンスをしたことがなかった私と重なって好きだったのですが、途中から鴫野貴澄に心を奪われました。京都アニメーションさんの作品は背景描写や光の表現がキレイなので、1秒も見逃せない！ 推しキャラがしゃべっているシーンでも、プールの水面をじっと見ちゃうことがあります（笑）。
──実写映画化も決定している「ママレード・ボーイ」は、ザ・少女マンガ原作という感じの物語ですが、男性にはどんなところを観てほしいですか？
「ママレード・ボーイ」
- 両親に突然の離婚を告げられた主人公・光希。さらに、両親が旅先で知り合った夫妻とその息子・遊の6人で共同生活を始めることになり……。
- スタッフ / キャスト
- シリーズディレクター：矢部秋則
原作：吉住渉「ママレード・ボーイ」（集英社）
出演：國府田マリ子、置鮎龍太郎、金丸淳一
©吉住渉／集英社・東映アニメーション
※映画「ママレード・ボーイ」は2018年4月27日（金）公開
主人公の光希の気持ちが細かく描かれているので、これを観れば女の子の気持ちが学べるんじゃないかなって思います。もしまだ知らない方がいたら、名作なので観てほしい。「ママレード・ボーイ」は必修科目です！
──最後に、これからNetflixを利用しようかなと思っている人に、こういうところが楽しいよ！というメッセージがありましたらお願いします。
履歴をもとに別の作品をオススメしてくれる機能もいいし、スタイリッシュなイメージがあるので“ドヤ感”が出せます（笑）。スマートにアニメを楽しめるので、人生が輝くと思います。私にとっては自分へのご褒美ですね！ ダンスレッスンをがんばったらあのエピソードまで観ようと決めたり、帰り道に観る作品を決めるのも楽しみです。
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超特急リョウガインタビュー
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映画やアニメ、ドラマをストリーム再生して楽しむことができるオンラインエンタテインメントサービス。作品によってはダウンロードも可能。コースはひと月あたり650円のベーシック / 950円のスタンダード / 1450円のプレミアムの3種類が用意されている。
- 成瀬瑛美（ナルセエイミ）
- 2月16日生まれ、福島県出身。女性アイドルユニットでんぱ組.incのメンバーとして活動している。5月には1stアートブック「N813」をリリース。12月30日にでんぱ組.incの単独公演「JOYSOUND presents ねぇもう一回きいて？宇宙を救うのはやっぱり、でんぱ組.inc！」が大阪・大阪城ホールで開催されるほか、1月3日には東京・お台場エリアで行われるライブイベント「TOKYO IDOL PROJECT×@JAM ニューイヤープレミアムパーティー2018」に出演する。
2018年1月5日更新
