「ソードアート」はめちゃくちゃ泣ける!
──「モブサイコ100」についてはいかがでしょう?
「モブサイコ100」
- 外見は地味だが、実は超能力を持つ中学生・茂夫(モブ)。彼が普段抑えている感情が100%を超えると、何かが起こる……。
- スタッフ / キャスト
- 監督:立川譲
原作:ONE「モブサイコ100」(小学館「マンガワン」連載中)
出演:伊藤節生、櫻井孝宏、大塚明夫
©2016 ONE・小学館/「モブサイコ100」製作委員会
登場人物がみんな魅力的なんですが、特に僕が好きなのは、主人公のモブの師匠にあたる霊幻新隆。実はなんの力も持ってない人間で、モブの超能力を利用している立場なんですけど、後半にアホみたいに強くなって無双する回があるんですよ。その話がめちゃくちゃ面白いので本当に観てほしい!
──神回があるんですね(笑)。
そうなんですよ。話自体ももっと続きそうなので、いつか2期をやってくれると期待しているんですけど。がんばって早く放送してほしいです。
──(笑)。「モブサイコ100」は濱田龍臣さん主演の実写ドラマがNetflixで配信されることも決まっています。
観まーす! 実写だとどうなるのかが気になるところではありますが、ビジュアルを見た限りだとまず髪型の再現度がいい! 絶対面白いんだろうな。
──では「ソードアート・オンライン」は?
「ソードアート・オンライン」
- 2022年、VRゲームの世界に約1万人のユーザーが閉じ込められる事件が発生した。彼らは、ゲーム中の死がそのまま現実の死につながるデスゲームから脱出するべく、攻略に挑む。
- スタッフ / キャスト
- 監督:伊藤智彦
原作:川原 礫「ソードアート・オンライン」(電撃文庫)
出演:松岡禎丞、戸松遥、竹達彩奈
©川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
男女どちらでも楽しめる作品で、僕としては恋愛が物語の核だなと思っています。人々がVRのゲーム世界に閉じ込められていて、ゲームオーバーが現実世界での死を意味する設定の中で、どうやってその世界から抜け出すかという話なんです。人と人の出会いや別れの描写が多くてめちゃくちゃ泣けます!
──そうなんですね。主要キャラクターのキリトとアスナの関係性にグッとくるところがある?
本当にグッときますね! 憧れる!! 自分にとって、ある意味夢のような関係性というか。その関係を3次元でも求めてるかと言うと、ちょっとわからないんですけども。
──以前、リョウガさんはアニメの特番に出た際にもこの作品の話をしていましたよね。
「アスナの髪の毛はいい匂いしそう」と(笑)。共演者の皆さんはすごくびっくりしていましたが、それほどアスナが魅力的だから仕方ないんですよねえ。
ハルヒは今でも色あせない名作
──今度は、リョウガさんが女子たちに観てほしい作品を挙げていただければと思います。
「ゼロから始める魔法の書」
- “獣堕ち”と忌み嫌われる半人半獣の傭兵は、人間の姿に戻すことを条件に魔女ゼロの護衛に。そして彼らは世界を滅亡から救うため、禁断の魔法書を取り戻す旅に出る。
- スタッフ / キャスト
- 監督:平川哲生
原作:虎走かける「ゼロから始める魔法の書」(電撃文庫)
出演:花守ゆみり、小山剛志、大地葉
©2016 虎走かける/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/ゼロの魔術師団
女子たちか……。じゃあ、まず1つ目は「ゼロから始める魔法の書」。主人公は半人半獣なんですが、見た目がいかついのに実はちょっと優しいところがある。女性的な視点で観ると、そういう部分にキュンとくるんじゃないかな。話自体もほのぼのとしているけど戦いの場面もあって、魅力にあふれている。あと、観たら獣が好きになります!
──なるほど。2本目はどうでしょう?
「涼宮ハルヒの憂鬱」
- この世界には宇宙人、未来人、超能力者が人間のふりをして潜んでいると考える女子高生・涼宮ハルヒ。ある日彼女は、ある団体を立ち上げる。
- スタッフ / キャスト
- 監督:石原立也
原作:谷川流「涼宮ハルヒの憂鬱」(角川スニーカー文庫)
出演:平野綾、杉田智和、茅原実里
©2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団 ©2007,2008,2009 谷川 流・いとうのいぢ/SOS団
ハルヒ(「涼宮ハルヒの憂鬱」)は観ておいたほうがいい! オススメ欄に出てきたのでさっきまで観ていたんですけど、今でも色あせない名作だなって思いました。あとこれは僕の考えなんですけど、キョンが脳内でしゃべっている独り言って、現実に存在するオタクたちにすごい影響を与えた気がしているんです。「◯◯なんだが」「それはやめとけ!」という独特の口調とか。もちろん僕もその1人です(笑)。
──3本目は?
「一週間フレンズ。」
- 高校2年生の長谷祐樹は、いつも1人でいるクラスメイト、藤宮香織と友達になりたいと話しかける。しかし彼女の口から告げられたのは、友達との記憶が1週間で消えてしまうという事実だった。
- スタッフ / キャスト
- 監督:岩崎太郎
原作:葉月抹茶「一週間フレンズ。」(スクウェア・エニックス 月刊「ガンガンJOKER」)
出演:山谷祥生、雨宮天、細谷佳正
©葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会
最後に取っておきました! 「一週間フレンズ。」! これはもう間違いないでしょう。涙なしでは観られない作品ですし、1週間で記憶がリセットされちゃうという設定は斬新だけど、物語にはすごく現実味があって……。キュンキュンしまくれる作品なんじゃないかな。実写映画化されて、うちのタカシ(松尾太陽)も出ていましたけれども。
──クールなイケメンの桐生くん役でしたね。
普段もあんな感じだったらいいのにねってちょっと思いました(笑)。3次元の桐生くんと2次元の桐生くんを、ぜひ抱き合わせで観てほしいです。2次元だからこそできる表現もたくさんあるので。
超特急でアニメを作ってNetflixで配信したい
──リョウガさんはすごくいい声をされていますが、声優として飛び込んでみたいアニメ作品はありますか?
僕は四六時中動揺しているので「賭ケグルイ」の鈴井涼太とか(笑)。「干物妹! うまるちゃん」の世話焼きなお兄ちゃんや、「魔法科高校の劣等生」の生徒役もやってみたいです。声優願望はけっこうあるんですが、そんなに簡単な世界ではないと思うので、将来的に超特急でアニメを作って、そのときにやれたらいいなって。
──それは面白そうですね。
どうなるかはまったくわかりませんけどね(笑)。その際はぜひNetflixで配信していただきたいです。
──期待しています! 最後にNetflixを使ってアニメを楽しもうとしてる皆さんにメッセージをお願いします。
まさか、こんなにもアニメ作品があふれかえっている素敵な配信サービスが存在しているなんて。10秒巻き戻し機能を使って好きなシーンを繰り返し観たりもできますし、次の回にも自動的に移っていくので、本当に“エデン(の園)”ですね。僕はエデンを見つけました! 今後も楽しんでいきたいです。
- リョウガ
- 7人組メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急の3号車でメインダンサー。神奈川県出身。グループをまとめるリーダーで、深みのある声を生かしてCBCラジオ「スクランブル×特急!!!!!!!!」のメインMCや超特急の映像作品のナレーションなども担当している。アニメ好きが高じて、2017年4月からはTOKYO MXのアニメ番組「アニ☆ステ」のMCに就任。また、「バイオハザード」のオンラインゲームで世界ランク2位になった経験があるなど、ゲームの腕前があることでも知られている。超特急は12月24日よりアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」を実施中。1月6日には大阪・大阪城ホールでファイナル公演が行われる。
2018年1月5日更新