
一番泣いた部門「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」僕はさまざまな感情があふれるシーンを観ると泣いちゃうんです
──では4本目は韓国映画の「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」。これも非常に高く評価されて愛された映画ですが、佐久間さんには「一番泣いた」という理由で選んでいただきました。
もともとは小説家の朝井リョウさんに「大都会の愛し方」という小説をお薦めしてもらったんです。それを読んでいいなとは思ってたんですけど、別口から「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」って映画がいいと耳にして、「あ、あの小説の映画化じゃん!」と気付いて慌てて観に行ったんです。
最近観た映画の中で飛び抜けて泣きましたね。ラストの披露宴のシーンと、一歩手前の警察署のシーンでも泣いたんですけど、いろんな気持ちがないまぜになる。僕はさまざまな感情があふれるシーンを観ると泣いちゃうんです(笑)。単純にグッときて泣く場合もあるけど、いろんな気持ちを同時に味わわせてくれたことに感極まるという感覚が近いかもしれないですね。特に披露宴のシーンは、うれしさと切なさ、多幸感と悲しさみたいなものがすべてあって、まさに“人生”を思わせてくれるラストシーンでした。
主人公はゲイの青年と親友の女性なんですが、2人の優しさとか、それぞれが持っているセクシュアリティとかもあって、お互いに踏み込んで話せなかったことがあった。でも警察署のシーンではそれを飛び越えて、友人として、人として手をつなぎ合う。すごく好きなシーンです。
──では「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」の披露宴のシーンをご覧いただきます。
ああ、主人公(ノ・サンヒョン演じるフンス)が歌うこの場面、やっぱり何度観てもいいですね(笑)。ライブを観てアガる感覚もちゃんとありつつ、音楽もお芝居もちゃんと聞こえてくる。すごく理想的な環境だと思います。
──今シーンをご覧になりながら、佐久間さんすごくいい笑顔をされていましたね。
やっぱり幸せな気分になります。この環境だと、映画館で味わった感動が完璧に再現されますね。さすがに人生でこんなにいい友達には出会えないだろうとか、ファンタジーだと思う部分もなくはないんです。それでも、人への接し方や優しさ、友達とか人の尊厳を大切にし合うみたいなことをあきらめたくないと思える映画でしたね。
この音がすごい!部門「ウィキッド ふたりの魔女」ああいうシーンはやっぱりいい音響で観たい
──では最後に「この音がすごい!」という理由で挙げていただいたのが、ミュージカル映画の「ウィキッド ふたりの魔女」です。
やっぱり音に関してならば、最近では「ウィキッド」のラストの曲(「ディファイング・グラヴィティ」)のシーンは映画館で何度でも観たいと思ったんです。実際には仕事があって何度も行けなかったですけど、ああいうシーンはやっぱりいい音響で観たいですよね。
──それでは「ウィキッド」をDolby Atmos®の音響でご覧いただきます。
いやあ、素晴らしいな! こんなに盛り上げておいて「後編に続く」ってなるんで、劇場で「いつなんだ! 早くしろ!」と思ったんですけど、今、そのときの気持ちが完璧によみがえりました(笑)。サウンドバー自体は大きくないのに、本当に音がぶつかってくるみたいな迫力がありますね。
──このJBL BAR 1300MK2を薦めたい方はいますか?
東野(幸治)さんにこれで「ウィキッド」を観てほしいですし、「自宅にこれ入れたほうがいいですよ」って勧めたい。あとはいろんなものを観ている伊集院(光)さんにも紹介したいです。もともとJBLには、プロユースで正直めちゃくちゃ値段が高いイメージがあったんですけど、このサウンドバーのシステムが20万円ちょっとと聞いて驚きました。AD時代からいろんな機材に触れてきて、プロユースのものの高さは知ってたので、自分用というのは考えもしなかったんですけど、手が届かないことはないのかもと思いましたね。
映画にとって音ってものすごく重要じゃないですか。人って音で質感とか認識できる気がするし、どんなに素晴らしい作品も音がしょぼいと格が落ちたように感じません? だから普段は、弱いスピーカーで聴くぐらいならとヘッドセットで聴いちゃうんですけど、今日の音響には本当に驚きました。四方八方から音に包まれる映画館の感覚を、家庭用の機材でも実現できているのは本当にすごいです。これは決してセールストークじゃなく、このサイズ感でこの環境が叶うなんて僕はまだ信じられてないです(笑)。
米カリフォルニア発祥の世界最大級のオーディオブランド・JBLが、サラウンドの迫力とサウンドバーの手軽さを両立させ、“究極のおうちシアター”を目指した完全ワイヤレスサラウンドシステム。合計29基のスピーカーとアンプで11.1.4chの3D空間オーディオを実現し、Dolby Atmos®、DTS:Xに加えてIMAX Enhancedにも対応した。平日はリアスピーカーをサウンドバーにドッキングしたままMultiBeam™3.0で、週末や休日にはリアスピーカーを取り外して後方に置くことで前後左右+上方からも音が降り注ぐ“フルサラウンドシアター”で楽しむ、<平日すっきり・休日どっぷり>の理想の視聴環境を叶えることができる。
(税込22万8800円 / セット)
JBLでは、その他多数のサウンドバースピーカーシリーズを用意。7.1.4ch完全ワイヤレスサラウンドシステム・BAR 1000や、Dolby Atmos®とDTS:X搭載のJBL BAR 800MK2など、予算や用途に合わせて選ぶことができる。
プロフィール
佐久間宣行(サクマノブユキ)
1975年11月23日生まれ、福島県出身。テレビプロデューサー。1999年にテレビ東京に入社して以降、「ゴッドタン」や「青春高校3年C組」などさまざまな番組を手がける。2021年3月に同局を退社し、フリーランスとして活動。DMM TV「インシデンツ」、Netflix「トークサバイバー!」シリーズや「LIGHTHOUSE」「罵倒村」「デスキスゲーム いいキスしないと死んじゃうドラマ」などの企画・プロデュースを担当してきた。ニッポン放送「佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)」でパーソナリティを担当中。













