映画ナタリー Power Push - 「ロッキー」新章（シリーズ）、始まる「クリードチャンプを継ぐ男」

今だからこそロッキーが伝える、夢と希望、そして熱き仲間のキズナ

ロッキー・バルボア
（シルヴェスター・スタローン）

イタリアンレストラン“エイドリアンズ”の経営者で、元世界ヘビー級チャンピオン。かつて2度、アドニスの父で世界王者のアポロ・クリードと死闘を繰り広げた。親友アポロの息子アドニスの依頼を一旦は断るが、その覚悟と情熱を知りトレーナー役を引き受ける。生涯戦績は81戦57勝23敗1分54KO。

アドニス・ジョンソン
（マイケル・B・ジョーダン）

アポロ・クリードの遺子。夫をボクシングで亡くした義母への配慮から、隠れてメキシコのリングに立っていた。だが亡き父を超えたい、父とつながりたいとの思いから仕事を辞め、プロボクサーとしての道を選ぶ。伝説のサウスポー、ロッキーを捜し出し、ボクシング指導を依頼する。戦績は16戦16勝無敗。

ビアンカ
（テッサ・トンプソン）

プロデビューを夢見るシンガーソングライター。フィラデルフィアでアドニスが居を構えたアパートの階下に暮らす。進行性の難聴を患いながらも夢をあきらめない強い女性。

メアリー・アン・クリード
（フィリシア・ラシャド）

アポロ・クリードの妻。更生養護施設に入れられていた夫の隠し子アドニスを引き取り、我が子として大切に育ててきた。夫の命を奪ったボクシングを憎んでいる。

“プリティ”・リッキー・コンラン
（アンソニー・べリュー）

リバプール出身の現役王者。素行が悪く、銃の不法所持で懲役を課されたため、ラストマッチの相手を探す。話題性のあるアドニスに目を付ける。戦績は36戦無敗28KO。

次のページ » 4つのキーワードで探る「クリードチャンプを継ぐ男」

「クリードチャンプを継ぐ男」2015年12月23日より全国公開

元世界ヘビー級王者アポロ・クリードを父に持つアドニス。他界した父のことを何も知らないアドニスだが、たぎる情熱を抑えきれずプロボクサーとして生きることを決意する。義母メアリーの反対を押し切り、父のライバルだったロッキーを捜しに単身フィラデルフィアへ向かう。突如現れた若者の純粋なまなざしと、親友の面影を見たロッキーは、持てる技術のすべてを託し、ともに頂点への道を歩み始める。しかし世界王者とのタイトルマッチ直前、死にいたる病を宣告されるロッキー……。絶対的に不利な状況で、2人は奇跡を起こすことができるのか!?