板垣恵介「刃牙」シリーズをテーマにしたムックが、三栄書房から発売された。主にシリーズ第1作「グラップラー刃牙」を扱う「最大トーナメント編」と、その後の「バキ」から「刃牙道」を中心とした「激突!地上最強編」の2冊同時刊行だ。
この2冊では「刃牙」に登場する魅力的な戦士たちのエピソードや名場面、戦績などがまとめられているほか、それぞれの巻に板垣恵介へのインタビュー、「最大トーナメント編」に格闘家の那須川天心、「激突!地上最強編」に女優・吉岡里帆といった、バキファンの著名人へのインタビューも掲載。3月8日発売のシリーズ最新作「バキ道」1・2巻と、ぜひともあわせて読みたい内容に仕上がっている。コミックナタリーではこの2冊のムックの一部を紹介するほか、3人のインタビューを抜粋して掲載する。
文 / 松本真一
第1章
地下闘技場最年少王者 範馬刃牙
最初のパートでは、主人公・刃牙を掘り下げる。「範馬刃牙ベストバウト!!!!」では、全シリーズから選んだ刃牙とライバルたちの名勝負5選について解説。また最大の目標である父・勇次郎とのエピソード、トレーニング方法や必殺技など、さまざまな視点で刃牙の強さの秘密に迫る。さらには56戦にわたる「範馬刃牙全戦績」や、シリーズを通して刃牙の行動がわかる「範馬刃牙年表」も。
第2章
史上最大の異種格闘技戦! 最大トーナメント!!!
「グラップラー刃牙」後半を彩った、最大トーナメント。ここでは32名+αによるトーナメントを、1回戦から決勝まで一気に振り返り。またトーナメント編の中から、第367話「最大トーナメント決着!!!」を原画でまるごと1話掲載。“地上最高の兄弟喧嘩”の興奮が蘇る。
第3章
最強格闘家列伝
「刃牙」シリーズを面白くしてくれるのは、なんといっても、優れた魅力を持つライバルキャラクターたち。地下闘技場や中国大擂台賽に登場した、さまざまな格闘技や武術の使い手の中から、特に人気の高い17人を、名言や名場面を交えて紹介する。
- その他の収録内容
- ・BAKI ILLUSTRATION GALLERY
- ・道に生き、最強を目指す男の名言集
- ・那須川天心インタビュー
- など
第1章
地上最強の生物“オーガ” 範馬勇次郎
「刃牙」シリーズにおいて、もう1人の主人公と言っていい存在感を放つ勇次郎。「地上最強編」の第1章では、勇次郎が世界中で残した数々の逸話、ベストバウト、彼の持つ哲学などからオーガの人物像に迫る。また中国大擂台賽での闘い、“地上最強の親子喧嘩”の経緯を紹介し、その決着となった、「範馬刃牙」の第308話「抱擁」をまるごと1話、原画で読むことができる。
第2章
実戦強敵列伝
トーナメントを終えた「刃牙」シリーズは、格闘技や武道の域を越え、試合場所やルールを問わない戦いに突入。ここでは「バキ」以降に登場した、「敗北を知りたい」と強敵を求める5人の死刑囚、飛騨山中の大猿、囚人でありながら“地上最自由”と呼ばれる男まで、バリエーション豊かな、そして実戦的な怪物たちを紹介する。
第3章
ピクル/宮本武蔵
「刃牙」シリーズには、時空を超えて現代に甦ったキャラクターが存在する。それが岩塩層から発掘された原人・ピクルと、クローン技術で甦った戦国時代の剣豪・宮本武蔵だ。恐竜とも戦った“最強の雄”と、武芸を極めた二天一流の開祖が、現代人である「刃牙」シリーズのキャラクターとどんな戦いを繰り広げたのかを振り返る。
- その他の収録内容
- ・BAKI ILLUSTRATION GALLERY
- ・キャラクター名鑑
- ・吉岡里帆インタビュー
- など