本作は最愛の妻を失った男・渡会喜一郎(わたらいきいちろう)と、ピアニストの夢を絶った28歳の青年・佐々木匠(ささきたくみ)が、ピアノとウイスキーをきっかけに心を通わせる再生の物語。喜一郎がある日レストランでピアノを弾いていた匠と出会い、「ドビュッシーの『月の光』を弾いてほしい」という亡き妻の生前の願いを叶えるため、彼とともにピアノレッスンを始めるさまが描かれる。國村が喜一郎、
片平が演じる小百合は、生前ピアノ教室を開いていた女性。ドビュッシーの「月の光」を夫の喜一郎に弾いてほしいと口にするが、頑固でぶっきらぼうな喜一郎は「くだらない」「俺は反対だね」とそっけない態度を取る。小百合の願いは叶わぬまま、彼女はこの世を去ってしまう。2年の月日が経ったある日、亡くなったはずの小百合から喜一郎宛に手紙が届くのだった。
1975年公開の映画「青い山脈」でデビューした片平は、今年で俳優デビュー50周年。オファー当初はピアノを弾く役柄のため出演を渋ったが、「台本だけでも読ませていただけないか、と申し出まして。そしたら感動して。涙、涙で。出たい気持ちがこみ上げてきてしまったんです。まだ少し時間もあるし、『月の光』を頑張って練習すれば、弾けるようになるかも…と逆にお願いして、出演させていただくことになりました」と明かす。
初共演の國村の印象については「ずっと大好きな方で、いつかご一緒できたらと思っていました。國村さんの作品は数多く拝見してきましたし、今回出演したいと思った大きな理由の1つです。お会いしたら気さくで優しい方で。心から大好きな夫婦になれそうです」とコメント。「クリスマスイブの夜、今、あなたの隣にいる大切な人と、ウイスキーを飲みながら観ていただけたらと思います」と語っている。
「ドビュッシーが弾けるまで」は12月24日22時からオンエア。石田真裕子が脚本を手がけ、平野眞が演出を担った。
片平なぎさ コメント
オファーを受けて
マネージャーさんが「すごくいいお話があるんです。ただ…」っておっしゃるので、「なに?」と聞くと、「ピアノを弾かなければならないんです」と(笑)。私、ピアノは素人なもので、「ムリだわ、私。受けるわけにはいかない」とお伝えしたのですが、台本だけでも読ませていただけないか、と申し出まして。そしたら感動して。涙、涙で。出たい気持ちがこみ上げてきてしまったんです。まだ少し時間もあるし、「月の光」を頑張って練習すれば、弾けるようになるかも…と逆にお願いして、出演させていただくことになりました。
役について
小百合さんはすでにこの世にいない人ですが、かわいらしくて、優しい女性だろうなと感じました。そして、旦那様のことが大好きで…。この世から消えていく怖さより、残された旦那様がどうやって生きていくのか、心配で心配でしょうがなかったと思います。本当に、心から愛していたんだな、と感じます。
初共演の國村隼の印象
ずっと大好きな方で、いつかご一緒できたらと思っていました。國村さんの作品は数多く拝見してきましたし、今回出演したいと思った大きな理由の1つです。お会いしたら気さくで優しい方で。心から大好きな夫婦になれそうです。
視聴者へのメッセージ
クリスマスイブの夜、今、あなたの隣にいる大切な人と、ウイスキーを飲みながら観ていただけたらと思います。
スペシャルドラマ「ドビュッシーが弾けるまで」番組情報
放送局・放送日時
フジテレビ系 2025年12月24日(水)22:00~23:34
スタッフ・キャスト
脚本:石田真裕子
演出:平野眞
出演:國村隼 / 尾崎匠海(INI)/ 片平なぎさ ほか
映画ナタリー @eiga_natalie
片平なぎさが國村隼と夫婦に、ドラマ「ドビュッシーが弾けるまで」出演
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