本作は、古くより山岳信仰の対象とされ、かつて女人禁制だった富山の立山で3年に一度行われる女人救済の儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」をモチーフにした物語。愛娘を3歳で亡くし、15年経った今も傷が癒えない主人公・八木由起子が、儀式への参加をきっかけに再び歩き出そうとする姿が描かれる。
渡辺が由起子を演じ、布橋灌頂会の手伝いをしている少女・沙梨役で
予告編では、白装束の女性たちがこの世とあの世の境とされる朱塗りの橋・布橋を渡る光景とともに、由起子が「逢いたい人がいてね」とこぼすセリフや、夏葉の「私ね、名前いっぱい持ってたの。いらないものは全部捨てちゃおうって」というセリフが印象的に響く。また必死に手を合わせる由起子に差し込む一筋の光や、手を振るラストショットが、由起子の心の再生と新たな旅立ちを示唆している。
「無明の橋」は12月19日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。なお富山県内での先行公開は諸事情により延期となり、2026年の公開となる。詳細は決まり次第、映画公式サイトおよび公式SNSで告知される。
映画「無明の橋」予告編
渡辺真起子の映画作品
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おおとも ひさし @tekuriha
渡辺真起子主演「無明の橋」予告編、“女人救済の儀式”が導く再生の物語 - https://t.co/yq1rgJWUVZ