竹内亮が中国残留孤児の三世代を見つめる、日中合作ドキュメンタリー「名無しの子」公開

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「再会長江」で知られる竹内亮の監督作「名無しの子」が、11月21日より東京の池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開される。

「名無しの子」ポスタービジュアル

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日中共同製作で贈る同作は、戦後80年が経った今もなお「私は誰なのか」を探る中国残留孤児のアイデンティティに迫ったドキュメンタリーだ。第2次世界大戦末期の中国・旧満州には、日本の国策によって移住した約150万人の日本人が暮らしていた。しかし終戦直前に日本軍が撤退し、戦火の中で多くの女性や高齢者が命を落とす。そして親と離ればなれになった数千人の子供たちは国籍を失い、孤児となった。

「名無しの子」場面写真

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このたびの映画では100人以上の残留孤児と、その家族を2年にわたって取材。1990年代に帰国するも日本社会になじめず自殺未遂に追い込まれた一世、差別の中で自らの居場所を作るべく準暴力団・チャイニーズドラゴンを結成した二世、日中ハーフであることを隠して友人にさえ真実を語れない三世の姿に迫っていく。YouTubeでは予告編が公開中だ。

「名無しの子」場面写真

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「名無しの子」の配給は、竹内が所属するワノユメが担当。なお本作は、11月7日から20日にかけて東京・角川シネマ有楽町にて開催の「2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan」でも上映される。

映画「名無しの子」予告編

この記事の画像・動画(全8件)

©『中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan』組織委員会/ワノユメ

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中国ビジネスサロン John Ishii @skipper_john

「再会長江」で知られる竹内亮の監督作「名無しの子」が、11月21日より東京の池袋シネマ・ロサほか全国で順次公開される。日中共同製作で贈る同作は、戦後80年が経った今もなお「私は誰なのか」を探る中国残留孤児のアイデンティティに迫ったドキュメンタリーだ。 https://t.co/sJZEbGhAYY

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