芳村宗治郎がゾンビ映画で主演、“半ゾンビ”がパンデミックを起こす

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芳村宗治郎が主演を務める映画「ゾンビ1/2 ~Right Side of the Living Dead~」の製作が決定した。劇中では人類がゾンビの脅威に打ち勝ったあとの世界で日々を過ごす“半ゾンビ”の姿が描かれる。

芳村宗治郎

芳村宗治郎 [拡大]

本作の主人公・新宮龍馬(しんぐうりょうま)は、ゾンビに噛まれても理性を保つことができた半ゾンビ。世界に残った最後のゾンビとして社会に受け入れられながら、会社員として平凡な毎日を送っている。しかしある日インターンの羽座目(うざめ)くんを思わず噛んでしまったことでゾンビパンデミックが勃発。混乱を収めるべく戦いに挑むはずが、根っからの陰キャ気質が邪魔をしてなかなか動き出せない。憧れの先輩・える子、ゾンビ研究者の洞吹田(ほらふきだ)博士を巻き込んで事態は展開していき、さらに“癒しの半ゾンビハウス”で暗躍する謎の男・飛衣輪(ひいりんぐ)も現れる。

恋愛考察バラエティ番組「セフレと恋人の境界線」内の短編映画「特別な人」などで知られる芳村は「最初台本を読ませていただいた時はコメディ全開な世界観に半ゾンビの主人公が共存していて、とてもユニークな企画で自分自身作品に期待しました」と述べ、「主人公の半ゾンビは完全なゾンビになれず、現代社会の若者のように無気力なまま、生きている(?)やつです。そんな欠点だらけに見える彼でも、実はとても魅力的なキャラクターで物語が進むごとに彼の成長や意外な一面が見えてきます」と説明する。

「ゾンビ1/2 ~Right Side of the Living Dead~」は、制作プロダクションのメディアミックス・ジャパン(MMJ)が、20代から30代の若手社員を対象に劇場用映画企画のプロデュースの機会を設けるプロジェクト「M CINEMA」の第2弾作品。第1弾は菊地姫奈が主演した映画「V. MARIA」で、東京・目黒シネマでの上映は連日満席となり、各地の劇場や映画祭でも大盛況となった。

今回は、俳優のマネージャーでありB級映画好きのMMJ社員・柳沢太介と、ゾンビ映画好きの太田えりかが共同で企画・発案。今作のプロデューサーを務める柳沢はレンタルビデオショップに通い、パッケージだけで選んだホラー映画を借りて深夜にこっそり観ていた日々を振り返りながら「そんな自分の映画の原体験を誰かにもしてもらいたいと思い今回の企画を考えました。若手女性監督が撮った新しいゾンビのカタチ。ゾンビでありながらも1人の男として悩み、葛藤する主人公の生き様と彼の周りの少し変だけど憎めない人々を是非劇場で観ていただきたいです」とアピールする。

また監督の太田は「ゾンビ映画に出会い、その面白さに魅せられ、このジャンルをもっと日本に広めたいと考えて、いつか私がゾンビ映画の監督をするんだ!と思っていました。まさかこんなに早く、しかも1番最後に出る“監督”として名前が載ることになるとは思っていませんでした」と喜びをにじませた。

「ゾンビ1/2 ~Right Side of the Living Dead~」の撮影は11月上旬に始まり、封切りは2026年春を予定している。

芳村宗治郎 コメント

今回初めてゾンビ映画でゾンビ役を演じさせてもらうことになり、ワクワクしています!
そしてコメディ映画の主演は初めての挑戦ですが、とても光栄です。
ゾンビ映画でゾンビが主演というのは、少ないと思います。流石に喋らないわけにはいかないので、ゾンビはゾンビでも半ゾンビというなかなか珍しい設定です。最初台本を読ませていただいた時はコメディ全開な世界観に半ゾンビの主人公が共存していて、とてもユニークな企画で自分自身作品に期待しました。
主人公の半ゾンビは完全なゾンビになれず、現代社会の若者のように無気力なまま、生きている(?)やつです。そんな欠点だらけに見える彼でも、実はとても魅力的なキャラクターで物語が進むごとに彼の成長や意外な一面が見えてきます。自分はそんな彼の魅力をなるべく引き出すために、いろいろな表現に挑戦していこうと思っています。
この役を通じて、コメディの自由さやバカバカしい楽しさを自分なりに届けられるよう頑張ります。

柳沢太介 コメント

小学生の時によく通っていた近所のレンタルビデオショップ。
なぜかホラー映画コーナーは一番奥にあって“迂闊に近づいてはいけない場所”という雰囲気がありました。親には内緒でパッケージだけで選んだホラー映画を借りて深夜にこっそり見ていたあの頃。
“あぁ観ちゃいけないヤバいもの観ちゃったな”という感情。
ホラー映画ばかりを観ていたと思ったら気がつけばB級映画ばかりを観るようになり、どれだけクソ映画(褒め言葉です)を発見できるか。という自分との戦いに明け暮れたあの頃。
レンタルショップが衰退した今の子供達はこういう思いを感じているのだろうか。
そんな自分の映画の原体験を誰かにもしてもらいたいと思い今回の企画を考えました。
若手女性監督が撮った新しいゾンビのカタチ。
ゾンビでありながらも1人の男として悩み、葛藤する主人公の生き様と彼の周りの少し変だけど憎めない人々を是非劇場で観ていただきたいです。

太田えりか コメント

この度、初めて映画の監督を務めることになりました。
正直に言えば、経験やセンスで勝ち取った席ではありません。まだ学ぶことばかりの自分が監督を務めることに、不安や戸惑いもあります。子どもの頃、「映画のエンドロールのどこかに自分の名前をいつか載せたい」という淡い夢を抱いていました。ゾンビ映画に出会い、その面白さに魅せられ、このジャンルをもっと日本に広めたいと考えて、いつか私がゾンビ映画の監督をするんだ!と思っていました。まさかこんなに早く、しかも1番最後に出る“監督”として名前が載ることになるとは思っていませんでした。本当にラッキーな事だなと思い、夢は口にし続ければ叶うものだと実感しています。とはいえ、制作を進める中で、映画制作は自分が何を信じて、何を描きたいのかを常に問われるものだと実感しています。この作品を通して学びながらも、今の自分にしか撮れない映画を形にしたいです。観てくださる皆さまに「面白い!」「こういう映画もアリだな」と思っていただける作品を届けられるよう全力を尽くします。

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読者の反応

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映画ナタリー @eiga_natalie

芳村宗治郎が主演する映画「ゾンビ1/2 ~Right Side of the Living Dead~」製作決定

平凡な毎日を送る“半ゾンビ”がゾンビパンデミックを起こす🧟‍♂️

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