「うぉっしゅ」で知られる
本作は東京・世田谷を舞台とする35分のホームドラマ。自分の彼氏を両親へ紹介しようと実家へ帰省した主人公・沙織は、壁に打ち付けられた“取り壊しのお知らせ”を発見し、引っ越しの準備がされている実家を見て唖然とする。取り壊しをまったく気にしていない両親を前に取り乱す沙織は、突然彼氏との結婚を切り出すが、それを聞いた父・正紀は家を出て行ってしまうのだった。
沙織を西堀、正紀を
西堀は「俳優としても主演としても頼りない私をキャストスタッフ全員が後押ししてくださったことで座長にしてもらった作品です。あの撮影期間を思い出すと幻のようにぼやーっとしていて、本当にあの家には家族が存在していました。幻だけど幻じゃない、紛れもなく事実に近い思い出が心に染みついています」と撮影を回想。小池は「一言で家族と言っても様々な形があると思っています。それを描くことの難しさや、製作過程での思いなどを詰め込んで作品を作りました。観た人が家族のことを思い出したり、懐かしんだり、どこかにありそうな日常を切り取れていたらと思っています」とつづった。西岡のコメントは後述の通り。YouTubeでは予告編が公開されている。
映画「いってきます。」予告編
西堀文 コメント
今作は私にとって門出です。私事ではありますが初短編映画・初主演でした。俳優としても主演としても頼りない私をキャストスタッフ全員が後押ししてくださったことで座長にしてもらった作品です。あの撮影期間を思い出すと幻のようにぼやーっとしていて、本当にあの家には家族が存在していました。幻だけど幻じゃない、紛れもなく事実に近い思い出が心に染みついています。この作品が初めて誰かの目に触れたときからこの作品は歩き出しています。今思えば「いってきます。」と全員であの家をでて、これから素敵な景色をみるため飛び出したのだと思います。そんな家族のような座組がおりなす今作をどうか温かく見守っていただけたらと思います。
小池匠 コメント
普段はカメラマンとして過去作でもお世話になっている西岡空良さんから、お声がけいただき本作の監督をいたしました。
本作は「家」を題材として「家族」というものを描きました。一言で家族と言っても様々な形があると思っています。それを描くことの難しさや、製作過程での思いなどを詰め込んで作品を作りました。観た人が家族のことを思い出したり、懐かしんだり、どこかにありそうな日常を切り取れていたらと思っています。
沢山の方の目に触れて、それぞれの思い出に寄り添える、心に残ってもらえたら良いなと思っています。
西岡空良 コメント
映画を撮影する立場の技術者として、これまでさまざまな感性に触れてきました。時間や匂い、その時だけ感じる空気の色や音、その瞬間その時代にしか感じ得ない想いたちをカメラでどう切り取るか。それはレンズを越しても越さずとも普遍的なものであり、その“どう感じたか”を多くの人たちへ伝えるにはどうすれば良いか、日々試行錯誤を続けています。親から子へ移り行く時代と、それにより受取される思いや感情という難しいテーマを映画としてどう描くか、今回は腹を決めて挑みました。主演の西堀さんはじめ、この作品に関わった全ての方々が、次のステップを踏み、未来へ「いってきます。」と大きく手を振れますように。
西堀文の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
西堀文が映画初主演、取り壊しを迎える一軒家が舞台の「いってきます。」11月公開(予告・コメントあり)
https://t.co/HlRyi5DmHX
#いってきます https://t.co/PcwbJwoGdE