フジテレビ系新ドラマ「
1984年の東京・渋谷を舞台とする同作は、まだ何者でもない一癖も二癖もある若者たちの苦悩と挫折、恋模様をつづった青春群像劇。菅田が成功を夢見る演劇青年・久部三成、二階堂がミステリアスなダンサー・倖田リカ、神木が駆け出しの放送作家・蓬莱省吾、浜辺が八分神社の巫女・江頭樹里を演じた。
「合い言葉は勇気」以来25年ぶりに民放GP帯の連続ドラマを手がけた三谷は「こうして記者会見をやった経験がなくて、とても力が入っているなと思いました。マイクも全員分ある!と思って(笑)」とコメント。物語には三谷の半自伝的要素が含まれているというが、「“半半半自伝”くらいですよ。自分の若かりし頃の2カ月くらいが反映されています」と語った。
菅田は80年代の人物を演じるにあたり、「スタッフさんにも聞いたりしてリサーチしましたね。当時は『ドラゴンボール』の連載が開始されたり、映画『風の谷のナウシカ』が公開されたり。演劇界の様子も聞きつつ『あんな感じの熱狂だったよ』という雰囲気を教えてもらいました」と述懐。三谷の脚本の魅力を問われると、「群像劇で、誰1人暇じゃないんです。脚本を読むと誰が主役かわからないくらい、みんなそれぞれが前のめりに生きている」と力強く口にする。その言葉に三谷は「なるほど、深い読みをされている!」と反応し、「『鎌倉殿の13人』のときは直接お会いする機会があまりなかったんだけど、今回はスタジオに見学に行くこともできた。話してみると、すごく似た感性を持っているなと感じました」とほほえんだ。
三谷作品に初参加となる二階堂は「ようやくご一緒できるなと思いました。脚本を読むとキャラクター1人ひとりの個性がすごくて、人生がしっかり見えてくる。自分がどんな生き方をしたかによって感情移入する人物も違うし、感想も変わってくる。それがすごく面白かったんです」と尊敬の念をのぞかせる。ダンスレッスンにも挑んだと言うと、菅田は「撮影スケジュール表の最後には必ず“ダンス練習”と書いてありましたね」と証言。二階堂は「ダンスチームの結束がどんどん強くなっていきました。控室では菅田くんがトレーニング器具を持ってきてくれたり、アンミカさんがエクササイズを教えてくださったり。みんなが体を動かす現場で、スタジオがとても温かい空気でした」と振り返った。
神木が演じた省吾は、三谷がモチーフとなった人物。「おこがましいんですが……」と恐縮した様子を見せる神木は、「どのくらい三谷さんの話し方や動きを取り入れるべきなのか。すごくプレッシャーを感じましたが、『どうしよう』と困っていると、菅田くんたちの熱量がすごくて受け止め切れなくなる。省吾として生きることを意識することで、だんだん不安がなくなっていきました」と吐露する。さらに三谷の稽古場を訪問したときのことを思い返し、「もう衣装合わせは済んでいたのですが、『どの眼鏡にされたの?』と聞かれて。答えたら『ほう。僕はもうちょっと四角いのをかけていたけどね』なんて言われた。あのときは怖かった(笑)」と打ち明けると、三谷は「でも本番を見たら僕にしか見えなかった!『よくぞここまで再現してくれた』と思いましたよ!」と称賛。観客から拍手が送られると、神木は「やった!」とガッツポーズして喜んでいた。
浜辺は「オープンセットのクオリティがすごく高かったので、入ったときに『これが80年代の空気なんだ!』と実感しました。個性がぶつかり合った現場でしたので、そこで感じた思いが役作りにも生きましたね」と回想。登壇者の中で最年少であることから「舞台となった1980年代とのギャップを感じる瞬間はありましたか?」と質問が飛ぶと、彼女は「みんな至るところでタバコを吸っているんです。通りすがりのおじ様も歩きながらふかしている。今ではなかなか見られない光景でした」と驚き交じりに語った。
ジャズ喫茶「テンペスト」のマスター・風呂須太郎役の小林は意外にも、三谷作品に初出演。現場では同店の従業員・仮歯を演じたひょうろくと接するシーンが多かったそうで「言葉遣いが丁寧でしたね。演出家がダメ出しすると『はい、かしこまりました』と言うんだけど、いなくなったら『監督さんは何をおっしゃっていたのでしょうか?』と。理解してなかったんですよ(笑)。現場ではいろいろなことを教えました」と思い返す。ひょうろくはそんな小林に「本当に優しくて、ごはんの作り方とかプライベートな部分でも指導してくださったんです」と感謝しきりの様子を見せ、「すごい……好きです」とぽつり。加えて小林がひょうろくに「このような仕事が頻繁に来ると思ったら大間違いだよ。俺たちに明日はないからな!(笑)」と目線を送るなど、“師弟関係”をうかがわせる一幕も見られた。
イベントでは、主題歌が
最後に三谷は「連ドラが大好きで、毎週決まった曜日の決まった時間に観られる楽しみをずっと感じていました。各話の間、1週間を待っていただくにふさわしい作品を作れたと思います」と挨拶。菅田も「今はメディアや作品がたくさんある時代ですが、本作にはドラマとの向き合い方や希望が込められています。今後もまだまだサプライズがあるので、毎週誰よりも先にテレビに駆け付けてほしいです」と呼びかけた。
「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」番組情報
放送局・放送日時
フジテレビ系 2025年10月1日(水)スタート 毎週水曜 22:00~22:54
※初回は30分拡大
スタッフ・キャスト
脚本:三谷幸喜
演出:西浦正記
出演:菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波
戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、野添義弘、長野里美、富田望生
西村瑞樹(バイきんぐ)、大水洋介(ラバーガール)、小澤雄太、福井夏
ひょうろく、松井慎也、佳久創、佐藤大空
野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子 / 小池栄子
市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫
Moukan1972♂ with 1973♀ Presents『浜辺美波と酒』 @HappySakeLife2
◤#菅田将暉 が三谷脚本の魅力語る、#二階堂ふみ、#神木隆之介、#浜辺美波 と「#もしがく」試写会に出席(映画ナタリー|2025/09/21)
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全て倍の横2560サイズにアップスケール。今日の美波ちゃん、調子良さそうだな。楽しそうだし、笑うと顔は円くて可愛い。 https://t.co/2raQQEp2qO