「17歳の瞳に映る世界」の
本作は、高校3年生のリリアンが修学旅行でワシントンD.C.を訪れたことから始まる物語。彼女は宿舎から抜け出して行ったバーで銃乱射事件に遭遇し、トイレへ避難する。そして、地下通路へとつながる大きな鏡の扉を発見するのだった。劇中では現代のアメリカを“不思議の国”となぞらえ、同地に迷い込んだリリアンの数奇な旅がつづられていく。ライダーをリリアンが演じ、
予告には、リリアンが“不思議の国”で出会う感傷的なネオナチ大学教授、インテリ気取りの映画監督、山奥に集うイスラム主義者らが次々に映し出される。さらに大金を手に驚くリリアンや、行方不明になった彼女を追う人々の姿も収められた。
映画ライターの村山章は「ここではないどこかへ、という青春映画の永遠のテーマを、最強の空っぽ娘がひっかき回す! われわれはこの魅惑的な虚無に立ち向かえるのか?」と、コラムニストの山崎まどかは「混乱したティーンエイジャーの目には、今の米国がこんな風に見えるのかも。イデオロギーと男たちを軽やかにすり抜けながら、それでも彼女は『アメリカ』から逃れられない!」と感想を伝える。そのほかライター・編集者の鍵和田啓介、グッチーズ・フリースクールの降矢聡、
※「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」はR15+指定作品
映画「スイート・イースト 不思議の国のリリアン」予告編
鍵和田啓介(ライター / 編集者)コメント
まるでソフィア・コッポラがリメイクした「ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習」。
トランプ政権以後に皮肉な政治コメディを作るなんて野蛮だ。それでもなお作ってしまった蛮勇に拍手を。
降矢聡(グッチーズ・フリースクール / 映画配給)コメント
さすがはメイズルス兄弟に師事したショーン・プライス・ウィリアムズ監督。
不思議な魅力を持つリリアンを通して、アメリカの多様な風景と文化を鮮やかに描き出した。
スウィートで恐ろしい、めくるめく傑作!
村山章(映画ライター)コメント
ここではないどこかへ、という青春映画の永遠のテーマを、最強の空っぽ娘がひっかき回す!
われわれはこの魅惑的な虚無に立ち向かえるのか?
山崎まどか(コラムニスト)コメント
混乱したティーンエイジャーの目には、今の米国がこんな風に見えるのかも。
イデオロギーと男たちを軽やかにすり抜けながら、それでも彼女は「アメリカ」から逃れられない!
ゆっきゅん(DIVA)コメント
わくわくするようながっかりするような世界を、リリアンは軽やかに彷徨う。
狂った時代におかしな場所で生き延びるには、こんなおとぎ話が必要だ。
映画ナタリー @eiga_natalie
少女が見た“不思議の国”とは…タリア・ライダー主演「スイート・イースト」予告(著名人コメントあり)
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