奥平大兼と出口夏希が『か「」く「」し「」ご「」と「』でダブル主演、佐野晶哉も参加

奥平大兼と出口夏希が、住野よるの小説を原作とする映画『か「」く「」し「」ご「」と「』でダブル主演を務め、佐野晶哉（Aぇ! group）、菊池日菜子、早瀬憩も出演していることが明らかに。「カランコエの花」「少女は卒業しない」の中川駿が監督を務めた。YouTubeでは特報映像が公開中だ。

『か「」く「」し「」ご「」と「』は、“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”男女5人が織りなす青春ラブストーリー。引っ込み思案な主人公・京を奥平、底抜けに明るくヒロインよりもヒーローになりたいと願う“ミッキー”こと三木直子を出口が演じる。体育会系でいつも明るく笑顔な人気者・“ヅカ”こと高崎博文役で佐野、予測不能な言動でいつもマイペースな“パラ”こと黒田文役で菊池、ある日突然学校に来なくなる内気で控えめな“エル”こと宮里望愛役で早瀬が出演した。

2017年に発売され累計発行部数64万部を超える原作小説について、監督の中川は「今の時代を生きていく上でとても大切なことに気づかせてくれる作品だなと感じました」とコメント。原作者の住野は「この企画はコロナ禍も経て約六年をかけここまでたどり着きました。時間はかかってしまいましたが、時間をかけなければ出会えなかった監督さん、出演者の皆さん、スタッフさん達がおられます。今が最高の時になるよう、僕も出来るだけの尽力をさせてもらいました」と感謝をつづっている。

あわせて解禁されたティザービジュアルは「もしも、好きな人の気持ちが見えてしまったら──」などのコピーが並び、さまざまな記号が舞う印象的なデザインとなった。ティザーソロビジュアルには、それぞれ異なる記号とともに思いの一部が切り取られている。また特報映像は、京の「気持ちがみえてしまう」ことで言葉にできない気持ちを抱えるもどかしさが押し出され、5人が絡み合う展開にも期待が高まる内容となっている。

『か「」く「」し「」ご「」と「』は5月30日に公開。

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』特報映像

中川駿（監督）コメント

はじめて原作を読んだとき、今の時代を生きていく上でとても大切なことに気づかせてくれる作品だなと感じました。その大切なメッセージを映画でも表現すべく、そして住野先生の世界を損ねてしまわぬよう、キャスト・スタッフと共に丁寧に作り上げました。若い世代の皆様に、この映画を楽しんで貰えたら嬉しいです。

住野よる（原作者）コメント

はじめましての方ははじめまして、知ってくださっていたらありがとうございます。原作者の住野よるです。まだ完成した映画は観ていないのですが、実はめっちゃ期待しています。この企画はコロナ禍も経て約六年をかけここまでたどり着きました。時間はかかってしまいましたが、時間をかけなければ出会えなかった監督さん、出演者の皆さん、スタッフさん達がおられます。今が最高の時になるよう、僕も出来るだけの尽力をさせてもらいました。何卒よろしくお願いします。