上戸彩「アンパンマン」で息子が映画館デビュー、山寺宏一は6色ボールペンが欠かせない

映画「それいけ！アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」の大ヒット御礼舞台挨拶が本日7月27日に東京・新宿ピカデリーで開催。キャストの戸田恵子、中尾隆聖、山寺宏一、上戸彩が登壇した。

劇場版「それいけ！アンパンマン」シリーズ35作目となる本作は、絵本の世界が舞台の物語。1冊の絵本の中に吸い込まれたばいきんまんが、妖精・ルルンから森で大暴れする“すいとるゾウ”を倒してほしいと頼まれ、アンパンマンと力を合わせて活躍するさまが描かれる。アンパンマンに戸田、ばいきんまんに中尾、ジャムおじさん、チーズ、カバおらに山寺が声を当て、ルルンを上戸が演じた。

まず初めにジャムおじさんのナレーションで「今日は暑い中映画を観に来てくれてありがとう」「準備はいいかな？」と声が流れると、大歓声の中アンパンマンが登場し「みんなに会えてうれしいです」と挨拶。すると「なんだなんだ、楽しそうなことやってるな？」とばいきんまんも姿を現し、盛り上がる観客を前に「さすが、俺様の大活躍する映画。観てくれてありがとな！」と伝えた。

続けてキャストがステージ上へ。公開から1カ月を迎え、週末には満席回も出ているそうで、戸田は「実は“大ヒット御礼舞台挨拶”というのが初めてで、いつもよりイベントの回数が多いんですよ」と声を弾ませる。そして上戸は「アンパンマンで育ったので、ここに立てていることがうれしいです。まだまだ夏休みは長いので、もっとたくさんの人に届いたらいいなと思います」と笑顔を見せた。

現在、本作を夜に上映する「アンパンマンナイト」が東京・シネリーブル池袋で実施されており、今後は全国で拡大する予定だ。上戸が「やっぱりデートとかで観に行くんですかね？」と問いかけると、戸田も「夜のアンパンマンだもんね」とうなずく。8月9日には声出し可能な応援上映も行われるそうで、山寺は「一緒に歌ったりしてもいいってことですよね？『カバお！』とか言ってもいいんですよ？」と興奮した様子を見せる。さらに上戸は本作の公開記念舞台挨拶で息子が映画館デビューを果たしたと明かし、「ずっと『バイバイキーン』って言ってます。9歳の娘も楽しんでくれましたね。ママ友さんから聞いたんですが、小学生の間で“アンパンマンブーム”が起きているんですって！」と報告した。

劇中ではアンパンマンとばいきんまんが力を合わせ、互いに欠かせない存在となるシーンが魅力。「仕事で欠かせないものは？」と質問されると、戸田は「ずっと昨日から悩んでいましたが……のど飴ですね。なくなるとしんどい」と話し、山寺から「ニューヨークで舞台をやっているんですよね！」と目線を送られる。続けて中尾が「俺は……」と話し始めると、横にいたばいきんまんから「俺、俺」とジェスチャーが。「そうだよね（笑）。ばいきんまんは欠かせないです。そして戸田さんも山寺さんも家族のようです」と回答すると、山寺は「『僕は弟ですよね』と言ったら『子分だ』と（笑）。それも家族ですね！」と付け加える。加えて山寺は「僕は6色ボールペンですね」と話し「セリフを書くときに使い分けてます。いろいろな役をやっているので6色が必要。かびるんるんもやってますからね。『かびかび！』」とセリフを披露。観客を大いに盛り上げた。

上戸は、テレビ番組「おはスタ」で“おはガール”として山寺と共演。「13歳からお世話になっているんです」と打ち明ける上戸は、「もし声が枯れちゃったりしたらどうカバーするんですか？」と質問する。山寺は「それとの闘いですね。特にチーズの声は高いので、60歳ちょっと手前からボイトレに通ってます。なるべく『おじさんの声だ』と言われないように、なんとかがんばってますよ。カバおの声は気にしてませんが……」と返答。そして戸田から「最初はチーズの役のみだったのが、やがていろいろな役をやるようになりましたよね。今に1人で全部できるようになるんじゃない？」と話しかけられ、「そんな訳あるか！（笑）」と笑顔で応じていた。

「それいけ！アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」は全国で公開中。

映画「それいけ！アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン」予告編