テレビドラマ「北の国から」「やすらぎの郷」で知られる脚本家・
1977年に東京から「北の国から」の舞台となった北海道・富良野へと居を移した倉本。齢89歳となる倉本は、富良野を見渡す高台に墓石を建てることを決めた。番組では倉本を師と仰ぎ、親交も深い放送作家・脚本家の小山薫堂がロングインタビューを実施。あるつまずきから逃げるようにたどり着いたという北海道への思い、石碑に刻むことを決めた「ある文字」について、そして今、墓石を建てる理由とは。2人が北海道の各地を旅した映像を交えながら、倉本が人生と創作の信念について語り尽くす。
番組のナレーションも担当した小山は「クリエーターとしていろんな教えを請いながら旅をさせていただきました。自分の興味をぶつけ、それがそのまま教えにつながるという、良い経験をすることができました。自分の人生に残る宝物をいただいたような、そういう気分です」「この番組はあらゆる世代の人に勇気を与えたり、背中を押したりする番組に成り得るのではないかと思います」とコメントしている。
倉本聰、富良野にて~創~
NHK BSプレミアム4K 2024年3月29日(金)18:00~18:59
小山薫堂 コメント
番組について
倉本先生は大学時代から憧れていたドラマの先生です。クリエーターとしていろんな教えを請いながら旅をさせていただきました。自分の興味をぶつけ、それがそのまま教えにつながるという、良い経験をすることができました。自分の人生に残る宝物をいただいたような、そういう気分です。
印象的なシーン
倉本さんが墓石を置く予定の富良野の高台を訪れた“ラストシーン”。ロケ当日は雪が降っていて、かなり吹雪いていたんですが、富良野の高台に行く直前から雪が止んだんです。あの地に立ったときにちょうど夕焼けで雪山が茜色に染まり始めて、本当に神々しい風景が前に広がりました。それで倉本先生が「こんなときに、こんな…」というセリフをつぶやかれた。富良野の町に先生が拍手を送っているような印象を受けました。
倉本聰の印象
率直に言って、パワーアップしているような感じがしました。ぼくが今年還暦で、そろそろ人生のしまい方を考えなければと思い始めたのが、恥ずかしくなりました。まだまだそういうことを考えずに突っ走らなければならないんだなというように思いました。そういう意味ではこの番組はあらゆる世代の人に勇気を与えたり、背中を押したりする番組に成り得るのではないかと思います。
倉本聰の映画作品
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富良野に墓石を建てた倉本聰、NHK特番で小山薫堂がロングインタビュー https://t.co/oUKSTZE07I