広瀬すずが毎日映画コンで助演賞に、岩井俊二の現場は「手作り感満点」

第78回毎日映画コンクールの表彰式が本日2月14日に東京・めぐろパーシモンホールで開催され、女優助演賞の広瀬すずが登場した。

岩井俊二の監督作「キリエのうた」での演技が高く評価された広瀬。同作では、歌うことでしか“声”を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエを主軸とした男女4人の姿が描かれる。アイナ・ジ・エンドがキリエ、広瀬が名前も過去も捨てたイッコを演じた。

広瀬は「私にできることは（主演の）アイナちゃんを支えて、一緒にいることだと思っていました」とスピーチ。続いて岩井がステージに登壇し、広瀬に花束を贈った。岩井は「『ラストレター』のとき（広瀬は）女子高校生の役だった。今回はうって変わって、“いただき女子”みたいな役でしたけど（笑）。素敵に演じてくれました」と称賛する。

広瀬は岩井について「カメラマンもやるし照明もやるし、手作り感満点で、岩井組ならではの雰囲気でした。アイナちゃんと自由にしゃべって笑っている様子を、切り取ってくれました」と述懐。岩井は「今度は120％共鳴し合う役をぜひお願いします。（可能性は）無限大ですね」とメッセージを送った。

映画ナタリーでは、表彰式の模様を引き続きレポートする。