俳優の財津一郎が死去、映画で共演した鈴木亮平が追悼コメント発表

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俳優の財津一郎が10月14日17時に慢性心不全のため東京都内の自宅で死去したことがわかった。89歳。葬儀・告別式は本日19日に近親者で行われた。共同通信が報じている。

1934年生まれ、熊本県出身の財津は、1964年に吉本新喜劇に参加したのち、最高視聴率64.8%(関西地区)を記録した時代劇コメディ番組「てなもんや三度笠」に浪人役で出演。「ヒッジョーニ、キビシーッ!」「~チョウダイ!」など、オーバーなしぐさとともに発するギャグが流行語になり、人気を集める。以降、俳優、コメディアン、歌手として多彩な活躍ぶりを見せた。

1970年代には山田洋次や森崎東、前田陽一が手がけた松竹の喜劇映画に多数出演。そのほか主な出演作に松林宗恵の「連合艦隊」、工藤栄一の「ヨコハマBJブルース」、岡本喜八の「近頃なぜかチャールストン」「ジャズ大名」、伊丹十三の「お葬式」など。映画では鈴木亮平とともに主演を務めた2010年公開の「ふたたび swing me again」が最後の出演作となった。

テレビでもドラマ「3年B組金八先生」シリーズや「淋しいのはお前だけじゃない」「天皇の料理番」、大河ドラマ「秀吉」、連続テレビ小説「天花」など出演作は多数。舞台「三文オペラ」「アニー」「リア王」「藪原検校」でも活躍した。財津が「ピアノ売ってちょうだーい」と歌う、中古ピアノ買い取り業者「タケモトピアノ」のCMでも広く知られる。

「ふたたび swing me again」が初主演映画である鈴木は、財津の訃報を受け公式Xでコメントを発表。「生意気だった26歳の自分を温かく包みこみ、同じ目線に立って一緒に歩いてくれました。そういう人間でありたいと、自分も今思うようになりました。財津さんの歩んできた道のりは、きっと新しい世代に引き継がれていきます。心から、ご冥福をお祈りいたします」とつづった。なお鈴木が主演を務めるTBS系日曜劇場「下剋上球児」には、財津の孫で俳優の財津優太郎が野球部員役で出演している。

※森崎東の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

(情報提供:共同通信)

【追悼コメント】鈴木亮平がXにつづった財津一郎への思い

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みっちゃん @0815micch

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#マイナタリー #財津一郎 #タケモトピアノ

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