2022年の第75回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリに輝いたフランス映画「Les pires」が、「
本作はフランス北部の治安が悪い地域を舞台に、演技未経験の“最悪な子供”を配役した映画撮影の内幕を描いた作品。地元の少年少女を集めた公開オーディションで選ばれたのは、異性とのうわさが絶えないリリ、怒りをコントロールできないライアン、心を閉ざしたマイリス、そして出所したばかりのジェシーという4人の子供たちだった。シナリオは彼ら自身をモデルにした物語。現実とフィクションを行き来しながら、4人は映画の登場人物を演じることで自分自身と向き合い始める。
主人公の4人を演じるのは、実際に北フランスの撮影地近くの学校や児童養護施設でのオーディションに参加し、選ばれた演技未経験の子供たちだ。リリに
監督を務めたのは
「最悪な子どもたち」の企画の始まりは、2人が「なぜ映画というジャンルが、過酷な環境で生きる子供たちに惹かれカメラを向けようとするのか?」と関心を持ったこと。長期にわたる取材を経て初長編となる本作を完成させた。世代や文化の違いから生じるハプニングで観客を魅了しつつも、映画が個人やコミュニティにもたらす影響、作り手の倫理、社会格差といったテーマを突きつける。
reMAY(^^ゞ @remay4SGR
演技未経験の“最悪な子どもたち”を配役した映画撮影の内幕描くフランス映画が公開 | 映画ナタリー
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