実際のFBI尋問音声記録を“一言一句”完全再現、「リアリティ」予告編が公開

2017年にドナルド・トランプ政権を揺るがす疑惑をリークし、“第2のスノーデン”と呼ばれた女性の実際のFBI尋問音声記録を完全再現した映画「リアリティ」。このたび、予告編がYouTubeで公開された。

物語は、帰宅した国家安全保障局（NSA）契約社員のリアリティ・ウィナーが、見知らぬ2人の男性に声を掛けられるところから始まる。自らFBI捜査官だと名乗る彼らは、ある事件に関する捜査を行っていると話す。「引っ越してどのくらい？」「ペットはいる？」などと気さくで穏やかな口調のまま質問を繰り返す彼らだったが、会話は徐々に不穏な空気を帯びはじめ、ある衝撃の真相へと切り込んでいく。

「トランプ大統領の誕生はロシア政府に仕組まれたものだった？」とアメリカで論争を巻き起こした本リーク事件の真相に挑んだのは、本作が映画監督デビューとなる劇作家のティナ・サッター。実際のFBI尋問録音記録を、何気ない会話や息遣いに至るまで一言一句、完全再現した。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のシドニー・スウィーニーがリアリティを演じたほか、ジョシュ・ハミルトン、マーチャント・デイヴィスがキャストに名を連ねる。予告編には、FBI捜査官がリアリティに語り掛けるシーンなどが収められた。

「リアリティ」は11月18日より東京のシアター・イメージフォーラム、シネ・リーブル池袋ほか全国で公開。

映画「リアリティ」予告編