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本作は2021年7月期にTBS「日曜劇場」枠で放送されたドラマの劇場版。医療チーム・TOKYO MERが、爆発事故の発生現場で地上70階に取り残された193名を救うミッションに挑む。会見は物語の舞台となった横浜のランドマークタワーを臨む会場で行われた。
チーフドクター・喜多見幸太を演じた鈴木は、ドラマ撮影中から映画化の話が浮上していたことを明かす。「続編ができるのは俳優にとってこれ以上ない幸せ。ですが『やっぱりなくなりました』となったときに傷付くのを恐れて、だまされないぞ!と思っていました。ドラマの撮影が佳境だったのもあり、余計なことを考えず集中しようと。なのでクランクイン直前にようやく実感が湧きました」と振り返る。一方、都知事・赤塚梓役の石田は「皆さんと違って事故現場にいない役なので、半分お客さんのように『TOKYO MER』を楽しんでいて。映画化も『やるに決まっている!』と思っていました」とほほえんだ。
賀来と要はドラマのクランクアップ時、「今までで一番大変な撮影だった」と語り合ったという。要はドラマ版の防護服での撮影を「汗を400lぐらいかいて。いつも温厚なのに初めてピリついたんです(笑)」と回想し、劇場版の猛暑での撮影についても「非常階段の昇り降りを400往復くらいしました!」と嘆く。賀来は「自分の中ではドラマでやりきったので、これを超えるエネルギーをどう出そうかドキドキしました」と強い気持ちで劇場版に挑むも、やはり猛暑はキツかったようで「(休憩で)車に戻ったら車内温度が52℃でした」と苦笑した。
しかし鈴木は「僕は大変なのが好きなんですよね」と笑顔で言い放ち、共演者たちを驚かせる。「いろんな方々を抱えながらひたすら階段を移動するシーンが多かったんですけど、初めて背中がつったんです。落とすわけにはいかないので必死で。『MER、これだぜ!』と。監督、ありがとうございました!」と続ける鈴木に、賀来は信じられないといった表情で首をかしげる。松木が「現場でも亮平さんが『監督、こんなもんでいいんですか?』と焚き付けてくるんです。挑戦されてるような気持ちでした」と述懐すると、鈴木は「もちろん安全第一ですけどね」と述べつつ達成感をにじませる。
また中条は「大変な現場をみんなで乗り越えて絆が作り上げられたので、映画の撮影で1年ぶりぐらいに会っても3日ぶりぐらいの感覚でした。それに喜多見チーフ(鈴木)が背中で引っ張ってくれました。めげそうなときはグループチャットで亮平さんが『私たちならできます』とみんなに熱いメッセージを送ってくださって」と感謝。劇場版の和歌山ロケでは初めてキャスト陣で出かける時間も取れたそうで、鈴木は「みんなでパンダを観に行きました。遠足気分でのんきに楽しませていただいて。中条さんがタクシーにスマホを忘れたり、みんな目立たないようにしているのに(共演の)ジェシーくんがキリンみたいな派手な格好で来たりして(笑)」と懐かしそうに話した。
最後に鈴木は「この作品は医療従事者をたたえるドラマとして作り始めたものですが、撮影しているうちに、医療従事者だけじゃなく、消防、レスキュー、警察、それから子育てや介護など、日々誰かのためにがんばっている人々に捧げる作品だと思いました。またがんばろうと思ってもらえるはずなので、存分に楽しんでください」とメッセージを伝えた。
「劇場版 TOKYO MER~走る緊急救命室~」は4月28日に公開。それに先駆け、新作スペシャルドラマ「TOKYO MER~隅田川ミッション~」がTBS系で4月16日21時から放送される。
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Completion event of new movie "Gekijouban TOKYO MER ~ Hashiru kinkyuu kyuumeishitsu ~" at Notre Dame Yokohama Minato Mirai on 9 Mar 2023 - Suzuki Ryohei, Kaku Kento, Nakajo Ayami, Kaname Jun & Ishida Yuriko; showing from 28 Apr 2023
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