映画「
ナチスドイツによるユダヤ人絶滅政策を決定した「ヴァンゼー会議」を題材とする本作。
映像にはヴァンゼー会議が始まる場面を収録。国家保安本部長官のラインハルト・ハイドリヒが「国家元帥のご依頼を引用します」と言い、「組織面、実務面、物質面で必要な準備をすべて行い、欧州のユダヤ人問題を総合的に解決せよ」と続ける様子が確認できる。
ゲショネックは「今この映画が日本で上映されることは非常に重要なことだと思います。ご存知の通り、1940年にドイツと日本、イタリアの間で日独伊三国同盟も結ばれています。この映画では、産業的な大量殺戮の経緯を冷静かつ客観的に描いています。これがジェノサイドの事実なのです!」と述べ、「かつてあった現在であり、少し前に起きた出来事であり、それがかつての今日だったことを私たちは知るべきなのです!」と述べた。なおこのたびジャーナリストの増田ユリヤらのコメントも到着。下記に掲載している。
「ヒトラーのための虐殺会議」は1月20日より東京・新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開。
増田ユリヤ コメント
「平和が一番」と語る人々が、ユダヤ人問題の解決と称して「ガス室送り」を決める。
自分とは違う他者を排除した先にあるものとは。現代を生きるわれわれとて、
一歩間違えれば同じ過ちを犯しかねないことに気付く。
新谷学(「文藝春秋」編集長)コメント
出世や保身のために毒まんじゅうを食べる忖度官僚、
コスパや生産性を声高に叫ぶ意識高い系経営者、
そして映画を倍速で見るあなたにこそ、じっくりと観てほしい。
小林誠 2220 @makomako713
どういう流れで「ならいっそ彼等を絶滅させましょう」ということになるのか。そこには「社会安定を守るモラリスト」の論理が使われていることに着目すべし。 https://t.co/Ex9fQPjt9f