市川実日子と中島歩が歴史メシ作る夫婦に、遠藤雅司のレシピ本をドラマ化

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市川実日子が主演を務め、中島歩が共演するドラマ「À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」が、BS松竹東急のオリジナルドラマ枠“月曜ドラマ”で2023年1月9日の22時30分より毎週月曜日に放送される。

市川実日子

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12月20日発売予定の歴史料理研究家・遠藤雅司のレシピ本「歴メシ!決定版 歴史料理をおいしく食べる」をドラマ化した本作は、趣味や価値観が合う結婚15年目の夫婦、主人公・藤田ジュンとその夫・ヨシヲの姿を歴史レシピとともに描く物語。ジュンは知り合いの教授から「歴史書の中にあるレシピ」を教えてもらい、夫と一緒に料理を作るようになる。脚本を「名建築で昼食を」の横幕智裕、監督を「ちょこっと京都に住んでみた。」の吉見拓真が担った。

中島歩

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ジュンを演じる市川は「観てくださった方の、すぐ近くにいるような、いつもの散歩道で見かけるような、そんな夫婦になれますように。食卓に灯すロウソクのような作品になりますように。そう願っています」、ヨシヲに扮する中島は「なんとなく観てるとニヤニヤ笑えて、ほうほうと歴史の勉強にもなって、そのうち歴メシを作りたくなっちゃうようなドラマにできたらと思います」とつづっている。プロデューサーである上江洲茉央と清水啓太郎のコメントは下記の通り。

月曜ドラマ「À Table!~歴史のレシピを作ってたべる~」

BS松竹東急 2023年1月9日(月・祝)スタート 毎週月曜 22:30~
※全12話、各話30分

市川実日子 コメント

数年前、世界の歴史料理のレシピ集を本屋さんで見かけたことがありました。
見た瞬間、むくむくと好奇心が湧いてきたことを憶えています。
今回のお話を聞いた時にそのことを思い出し、おもしろそうなお話だなというのが一番最初に思ったことです。
脚本を読むと、歴史は今としっかり繋がっていること、ひとにとってのごはんを作る時間...、ジュンにとってのごく身近なひと、その相手との時間の流れ、自分の中にあるどうしようもないこと...、様々なものが描かれていました。
私自身、歴史に興味はあるけれど、教科としては苦手でしたが、このドラマでは、食事を通して、どんな人物だったかという点にも触れています。
歴史上の人物にだって日常があって、物語があって、だから食事も進化してきた。
へぇ!と何度も口にしながら、この、おもしろい、もっと知りたいと感じる気持ちが、作品にも反映されるといいなと思いました。
観てくださった方の、すぐ近くにいるような、いつもの散歩道で見かけるような、そんな夫婦になれますように。
食卓に灯すロウソクのような作品になりますように。そう願っています。

タイムスリップして食べてみたいものについて

マリー・アントワネットの小トリアノン宮殿のお茶会に潜入してみたいです。

中島歩 コメント

本作に参加することについては、まず市川さんと夫婦を演じられるなんて楽しいに決まってると感じました。市川さんとは共通の友人を通して知り合いましたが、初めてとは思えないほど楽しく会話ができて気さくで素敵な方だなと思いました。きっと愉快な夫婦が演じられると思います。楽しんで撮影して、それが観る方にも伝わったらいいなと思います。
僕の記憶では、学校で習う歴史は大きな事件ばかりが印象的で、何を食べていたとか、そういう身近なことはあまり覚えていません。本作を通して、古今東西の暮らしの歴史を知れるのは興味深いですし、その上、夫婦間で感じているあれやこれやが描かれているのも魅力です。
なんとなく観てるとニヤニヤ笑えて、ほうほうと歴史の勉強にもなって、そのうち歴メシを作りたくなっちゃうようなドラマにできたらと思います。お楽しみに。

タイムスリップして食べてみたいものについて

マンモスの肉です。今はもうマンモスはいませんから。でもちゃんと捕まえられるか心配です。

上江洲茉央(BS松竹東急 制作局制作部)コメント

私たちが普段食べている“ご飯”。生きる為、喜びを感じるため、色々なご飯が現代にはあります。
日常の中で、ご飯の味や値段、食べる場所について考えることはよくあるけれど、“ご飯の歴史”について考えたことはあまりないかもしれません。
このドラマはそんな普段は特に気に留めることもないことに、少し目を向けてみるドラマです。世界史で誰もが知っている有名人が、どんな食事をしていたのか?を考えると、不思議と歴史の中の有名人が少し身近に感じられてきます。
ご飯の歴史もさることながら主人公のジュンは、壊れかけのガスコンロを買い換えるかを悩みます。ほんの小さなことだけど、私たちはそんな小さなことで、「運命は決まっているのか」「自分で選んでいるのか」について考える時があります。
台本を読んでいて、私は「運命決定論」と「自由意志」を自分の都合に合わせて使っているなあと気づきました。いいことがあったら「自分が選んだおかげだ!」、嫌なことは「そうなる運命だったんだ」と都合よく思います(笑)
そんな風に、ジュンとヨシヲの何気ない日常生活を覗きながら自分の日常で新しい発見を見つけてドラマを楽しんでもらいたいです。

清水啓太郎(松竹撮影所)コメント

吉祥寺から歩いてはちょっと遠いところに住む夫婦が台所で「歴史メシのレシピ」を日本で手に入る食材で(厳密じゃないけど)作ってみる。そして、「長い歴史と時間に想いを馳せる。」
これは、料理番組ではないのです。「人類がどんなに美味しく食べようかといかに努力して来たか」、「どのように食材が世界に広がったか?」そんなことに想いを馳せながら、「歴史」と「時間」を感じる夫婦の物語です。
もちろん、現代の我々の口には、驚きがあるかもしれません。「現代の我々の口に合う」ということばかりではないかもしれません。だけど、この夫婦は、長い時間を経て世界を旅して来た食材たちに感謝しながら、歴史に感動しながら、この食事で歴史とそこに生きて来た人たちに思いを巡らせながら、作ってみます。きっと「美味しい」とか「美味しくない」だけじゃなくて、食への思いと感謝の違った形を感じます。
例えば、マリー・アントワネットとジャガイモの関係。いかにジャガイモは世界を旅してきたか?なぜフランスで広まったのか?征服や食糧難、国を超えた結婚。どんな理由で食材は世界に広まったか。
歴史上の人が実際に食べたことでもっと歴史が身近になる。二人の未来、二人の過去、そんな時間も改めて感じながら。優しくのんびりしたそんな夫婦の形を静かに描けたらと思っています。
ちなみに今回、私は、「世界史を学生時代、もっと勉強しておけばよかった、、、」と後悔し改めてお勉強中です!

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読者の反応

てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u

“脚本を「名建築で昼食を」の横幕智裕、監督を「ちょこっと京都に住んでみた。」の吉見拓真が担った”/市川実日子と中島歩が歴史メシ作る夫婦に、遠藤雅司のレシピ本をドラマ化 - 映画ナタリー https://t.co/H19DDapsfg

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