冤罪被害者・
1967年に茨城県で発生した「布川事件」で殺人犯とされ、29年間を獄中で過ごした桜井。2011年に無罪判決を受け、2021年には国家賠償裁判で完全勝利を収めた。2019年、末期がんで“余命1年”と宣告されるも食事療法などを続け、今も精力的に全国を駆け巡っている。
「オレの記念日」の監督を務めたのは、「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」「袴田巌 夢の間の世の中」「獄友」でも冤罪をテーマにしてきた
「オレの記念日」は10月21日に京都・京都シネマ、10月22日に大阪・第七藝術劇場と兵庫・元町映画館、11月19日に長野・上田映劇でも公開される予定。愛知・シネマスコーレ、静岡・シネマイーラ、三重・伊勢進富座、福岡のKBCシネマ1・2などでも上映される。YouTubeでは予告編が公開中。
金聖雄 コメント
「冤罪で捕まって良かった!」
「どんなに辛いことや苦しいことがあったとしても、それを喜びに変えられるのが人生だ」
桜井昌司さんが言い放つ言葉には不思議な力がある。どう言えばいいのだろうか、笑った後で深く考え納得させられる。そしていつの間にか自分もがんばろうという気持ちになれる。桜井さんは私たちの想像が及ばないような壮絶な人生を経験している、にもかかわらず苦しみや絶望を決して語らない。だからこそ彼の生き方や一言ひとことは軽やかで重く、誰の心にも響くのかもしれない。
冤罪被害という絶望的なテーマの中で、私が映画を作りながら希望を見出していくと言う不思議な感覚を、ぜひ映画を観ることで体感してほしい。きっと誰もが一歩踏み出す勇気をもらえるだろう。
桜井昌司の映画作品
リンク
ポレポレ東中野 @Pole2_theater
「布川事件」冤罪被害者のドキュメンタリー映画「オレの記念日」が公開(コメントあり / 動画あり) https://t.co/AJOMaFyqt8