テレビ朝日系のドラマ「科捜研の女 2022」に
1999年にスタートした「科捜研の女」は、
石黒が演じるのは、マリコに冷酷な敵意を向ける天才物理学者・古久沢明(こくざわあきら)。古久沢は“科学は未来の人類のためにある”という信念を持ち、君嶋の元同僚で京都環境生態研究センターに所属していた人物だ。初回2時間スペシャルは、古久沢と君嶋の元上司にあたる環生研センター長で、
沢口との本格的な共演は今回が初と言う石黒は「俳優ってワンシーン一緒にお芝居したら相手がどういう人かなんとなくわかるものですが、彼女の演技からはシリーズを長く背負ってきた責任感と誠実さが伝わってきました」「彼女は本当に真面目で、努力家ですね」とコメントした。
「科捜研の女 2022」は毎週火曜21時から放送。初回は20時にオンエアされる。なおTELASA(テラサ)では、スペシャルドラマを含む過去の全シーズンと「科捜研の女 -劇場版-」が見放題配信中だ。
科捜研の女 2022
テレビ朝日系 2022年10月18日(火)スタート 毎週火曜 21:00~21:54
※初回2時間スペシャルは20:00からオンエア
石黒賢 コメント
オファーを受けたときの率直な気持ち
端的に言うと、脚本を読んで役どころが面白かったので、お引き受けしました。僕が演じる古久沢のセリフに、“人類の未来のためなら多少の犠牲は厭わない”というようなものがありますが、以前、科学者の方々とお話しさせていただいたら、似たような考え方をする方も多かったんですよね。俳優はどちらかというと感情に即する生き物なので、理系の人たちの考え方は非常に刺激的で面白いなと思った次第です。
古久沢明という役柄の印象
古久沢は非常に頭の回転の速い人物なので普段、僕がしゃべるスピードよりも1.5倍ぐらいの早口でセリフを言うようにしています。古久沢なら相手の言わんとしていることも先に理解してしまうでしょうし、かつ会話のテンポを楽しむタイプだと思うので、独りよがりになりすぎない速さで相手のセリフにかぶせるように話しています。
マリコは心の機微がわかる、人間に寄り添う科学者ですよね。古久沢にとっては、どこか感情を優先するマリコの姿勢が、同じ科学者として我慢ならない。だからこそ“あなたは科学者として醜悪だ”と告げるのですが、それは彼女を認めているがゆえのこと。どうでもいい相手にはそんなことは言わないはずなので…。面と向かって言うのはある意味、フェアな男である証だと思います。
主演・沢口靖子の印象
やっちゃん(沢口靖子)とは若かりし頃、CMで共演しましたが、丁々発止のやりとりをするのは初めてです。俳優ってワンシーン一緒にお芝居したら相手がどういう人かなんとなくわかるものですが、彼女の演技からはシリーズを長く背負ってきた責任感と誠実さが伝わってきました。そんなやっちゃんに面と向かってキツイ言葉を言うのは、芝居とはいえ、なかなか胸が痛いです(笑)。
もうひとつ感じたのは、変わらなさ。芸能界において変わらないということは、逆に日々変わってきた、ということだと思うんです。だからそこにものすごい努力が感じられるし、お互いここまでよく頑張ってきたなという感慨のようなものがあります。彼女は本当に真面目で、努力家ですね。
京都の撮影で楽しみにしていること
京都の撮影所にはなじみのスタッフも多くいますし、内藤(剛志)さんも楽しく優しい方なので現場の雰囲気は素晴らしいです。今のところタイトなスケジュールで休みはないのですが、普段、京都で休みが入ると寺社めぐりを楽しみます。亡き大杉漣さんに紹介された店で“MY自転車”を数年前に購入、今回もそれに乗って街に出たいですね。
視聴者にメッセージ
ひとつの作品を20数年続けるのはものすごいことですし、俳優にとって代表作があるのは素晴らしいこと。そういった作品に参加できるのを心底うれしく思っていますし、昔から知っているやっちゃんとお芝居できることに大きな喜びを感じています。古久沢が最終的に“シロ”なのか“クロ”なのか、プロデューサーに聞いても全然教えてくれないので(笑)、限りなく“クロ”く演じていますが、みなさんも古久沢がどんな謎を秘めているのか、シーズン通じて楽しみにご覧いただけたらうれしいですね。
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ティグレ @Masked_Tigre
「科捜研の女」石黒賢が危険な物理学者に、沢口靖子演じるマリコに冷酷な敵意向ける(コメントあり) https://t.co/g33QlSNocU