緊急事態宣言下の東京映したショートムービー11月公開、音楽担当はH ZETT M

ショートムービー「silence in TOKYO」が東京都某所で11月に公開予定であることがわかった。

本作は山下達郎やRIP SLYMEのミュージックビデオを手がけたことなどで知られるモリカツヒコが、緊急事態宣言が発出された東京の街を映した作品。H ZETT Mがドヴォルザークの「遠き山に日は落ちて」のフレーズを織り交ぜたオリジナル曲を再構築し、モリが撮りためた映像を彩った。また作中では本田翼がステイホーム当時の心理を動きと表情のみで表現している。

本作はショート フィルムフェスティバル ＆ アジア（SSFF & ASIA）2022のCinematic Tokyo部門に入選。11月の封切りに先駆け、6月に先行公開される。またこのたびH ZETT Mが演奏する「Silence in Tokyo」が6月8日に配信リリースされることも明らかになった。

モリは「緊急事態宣言の初日、帰宅するときに渋谷の夜の街を歩いたら、人がほとんど歩いていませんでした。店舗も開いていないその景色は痛々しいのですが、どこか美しさを感じてしまい、気付いたら毎晩ひとりでカメラを持って東京の街を撮影していました」と振り返り、「誰もいない東京…この景色はもう二度と撮れない、圧倒的な記録だと思っています。また、H ZETT Mさんがこの作品のために作ってくれた音楽や、本田翼さんの印象的な演技も見どころです」とコメント。「自粛期間に感じた孤独感や不安など、あの時の空気感を思い出すきっかけになってくれたら嬉しいです」と願いを込めた。