歴史上何度も大きな被害をもたらしてきたにもかかわらず、今なお鹿児島の人々に愛され続ける桜島。本作では、2世代の男女がそんな天災と隣り合わせの街で幸せを探す姿が描かれる。物語は不動産会社に勤める坂元知花のもとへ、津村幸次郎が家探しにやって来るところから展開。知花はイチオシである“桜島ビュー”のマンションを紹介するも、内見中に幸次郎が「桜島が見えない家がいい」と言い出す。
仕事で伸び悩み、恋人からのプロポーズにも応えきれない知花を演じたのは小芝。鹿児島には縁もゆかりもないという幸次郎には吉岡が扮した。脚本は「新聞記者」に参加した
「この花咲くや」は2022年春にNHK BSプレミアムで放送予定。
小芝風花 コメント
私は鹿児島に行った事はまだ一度もありませんが、自然豊かで、食べ物も美味しそうで、人が温かそうな印象を持っています。今回の作品は、生まれも育ちも鹿児島で、桜島が噴火するのが当たり前の中で育った女性を演じさせて頂きます。桜島の噴火が「日常」だからこそ、「災害」「被害」といった認識がなく、今までになかったのだから、大きな爆発なんて起きないと、心のどこかで思ってしまっているのが、印象的でした。と同時に、降灰すれば洗濯物が干せなかったり、車に灰が積もったり、生活をする上で不便な所もあるけれど、それでも鹿児島と桜島を愛する人々の心を通して、本当に素敵な場所なんだろうなと、鹿児島で撮影するのがとても楽しみになりました。
吉岡秀隆 コメント
コロナ禍になり、震災のことが忘れ去られていくのではとないかと思っていた時にお話を頂きました。
ドラマや映画の制作も困難な時代ですが、忘れてはならない人の持つ悲しみと、そこから生まれるであろう希望を見つけられるような作品になればと思っております。
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映画ナタリー @eiga_natalie
小芝風花と吉岡秀隆の共演ドラマ「この花咲くや」制作、鹿児島で幸せを探す男女描く(コメントあり)
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