「万歳!ここは愛の道」新公開日が決定、曽我部恵一と冨永昌敬のコメントも到着
2021年2月12日 17:00
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PFFアワード2018入選作「すばらしき世界」で知られる石井達也(現・達上空也)が監督を務めた本作。恋人の福田芽衣が、石井との交際期間にあたる2年間の記憶を失ってしまったことをきっかけに生まれ、福田のほか
新たな公開日決定に際して、
「万歳!ここは愛の道」は東京・テアトル新宿で3月25日まで上映。達上とキャストによるトークイベントも予定されており、詳細は本作の公式Twitterで告知される。
※「万歳!ここは愛の道」は、新型コロナウイルスによる感染症の拡大を受けて公開延期となりました。最新の情報は公式サイトをご確認ください。
万歳!ここは愛の道
2021年3月12日(金)~25日(木)東京都 テアトル新宿
開映 全日21:00頃
料金:前売り券 1400円 / 当日券 1800円
曽我部恵一(サニーデイ・サービス)コメント
当然達上監督にしか撮れなかったのだが、これは誰かが撮らなければならなかった映画。映画という古色蒼然としたアートフォームにあぐらをかくのではなく、ケンカを売り、破壊しようとする作品をこそぼくは観たいのだと強く思った。最初っからお終いまで子供のように手を叩き、喜びをかみしめながら観た。
冨永昌敬 コメント
正気ばかりが生ではない。ターターは多々ではないし、メーメーも銘々ではない。不可分の二人が死後の連絡先まで確認し合ういっぽう、現実の衣食住(そして旅)をともにしてきた愛用の小さなビデオカメラはやがて、涙と鼻水まみれの万歳へと映画を向かわせる。
非常事態の今こそ見たい映画、のような常套句なんか要らない。見終わって地下の劇場から道に出てきて、マスクで蒸れた顔に真冬の風を浴びるとき、案外笑えたどころか喜怒哀楽の怒以外が度を越してるこの映画を、やっぱり今見てよかったと思わされるだろう。