「だれもが愛しいチャンピオン」監督来日、小塚崇彦が知的障害者のスポーツ発展願う

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スペイン映画「だれもが愛しいチャンピオン」の試写イベントが本日11月26日に東京のインスティトゥト・セルバンテス東京で行われ、キャストのアテネア・マタ、監督のハビエル・フェセルが登壇した。

「だれもが愛しいチャンピオン」試写イベントの様子。左からハビエル・フェセル、小塚崇彦、アテネア・マタ。

「だれもが愛しいチャンピオン」試写イベントの様子。左からハビエル・フェセル、小塚崇彦、アテネア・マタ。

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「だれもが愛しいチャンピオン」ビジュアル

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本作は知的障害者のバスケットボールチーム“アミーゴス”と、社会奉仕活動として彼らの指導をすることになったコーチ・マルコの交流を描いたスポーツドラマ。2019年のゴヤ賞で作品賞を含む3部門を受賞した。

左からハビエル・フェセル、アテネア・マタ。

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上映前にフェセルは「この仕事を通じて、いろんな言語の人々と物語を共有できることに喜んでいます」と挨拶。そして「普通のアドベンチャームービーというのは、平凡な人が特別な冒険に飛び込んでいきます。しかし、この映画では特別な人がいわば普通の出来事に入っていくのです。ぜひとも新しい目で本作をご覧になっていただきたいと思います」と語りかける。マルコの妻を演じたマタは「たくさんの言語がありますが、通訳を必要としない言葉があります。それは、何か“本物”と出会ったときの涙や笑い、驚きです。この映画の登場人物はすべて“本物”ですので、その言葉を感じていただければうれしいです」と映画をアピールした。

小塚崇彦

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ここで、元フィギュアスケーターの小塚崇彦が花束ゲストとして登場。小塚は、知的障害のある人たちにスポーツの機会を提供するスペシャルオリンピックス日本のドリームサポーターを務めていることから「2017年にスペシャルオリンピックスの世界大会にアンバサダーとして参加して、スペインチームと手をつないだことがあったんです」と本作とのつながりを語る。また、日本ではオリンピック、パラリンピックに比べスペシャルオリンピックスの知名度が低いことを明かし、「僕自身もスポーツをやっていましたし、スポーツが大好きです。誰でも分け隔ててなく楽しめるようになってほしいと思っています」と願いを込めた。

「だれもが愛しいチャンピオン」は12月27日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国でロードショー。

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(c)Rey de Babia AIE, Peliculas Pendelton SA, Morena Films SL, Telefoonica Audiovisual Digital SLU, RTVE

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スペイン語圏情報:瓜谷望 @urinozo

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