「鉄の子」試写会でGLIM SPANKYが生ライブ、監督が作品と主題歌の相性を絶賛

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本日2月5日に東京・神楽座にて「鉄の子」の特別試写会が行われ、監督の福山功起と主題歌を担当したGLIM SPANKYが登壇した。

左からGLIM SPANKYの亀本寛貴、松尾レミ、監督の福山功起。

左からGLIM SPANKYの亀本寛貴、松尾レミ、監督の福山功起。

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福山功起

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「鉄の子」は2月13日に公開される田畑智子の主演作。埼玉・川口市を舞台に、親同士の再婚で家族になった同い年の小学生・陸太郎と真理子が、同級生に「夫婦、夫婦」とはやし立てられたことをきっかけに親たちを離婚させるため奮闘する様子が描かれる。陸太郎の母・やよいを田畑が、真理子の父・紺を裴ジョンミョンが演じた。

自身の実体験をもとにこの作品を作り上げた福山は「川口は鉄(鋳物)の街なので『鉄の子』なんてどうだろう?と。子供の成長物語と鉄という言葉の組み合わせにピンときた」と映画制作の始まりを語る。GLIM SPANKYの松尾レミ(Vo, G)は作品を観た感想を問われ、「私たちの地元は長野なんですが、山の中のトンネルとか、映画に出てくる風景が地元とかぶるんです。感情移入しちゃって、とても感動しました」と福山に伝えた。

GLIM SPANKYはこの作品の主題歌として、インディーズ時代のナンバー「大人になったら」を提供した。このことについて松尾は「すごく光栄ですし、作品の中で曲が流れた瞬間、第三者的な目線で『映画に合うなあ』と思ったので、いい化学反応が生まれていると思います」とコメント。楽曲を作ったときの思いを司会者から問われると「社会に出ることで閉ざしてしまった誰かの子供心を、私の歌で解放したいと思って作りました」と制作に懸けた思いを明かした。

GLIM SPANKY

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福山は楽曲を一聴して主題歌に決めたといい「スタッフに『こんな曲がある』と提案してもらったんですけど、曲を聴いて『これはすごいなあ』と。主題歌の候補曲をこれほどすぐに『作品に合うな』と感じたことは今までなかったですね」と映画と主題歌の相性のよさに太鼓判を押した。また、質疑応答の中では楽曲のタイトルにちなみ「大人になってみてわかったことは?」という質問も。松尾は「大人ってどういうことか、いつになってもわからないな、ということがわかりました」と返し、GLIM SPANKYの亀本寛貴(G)は「運転免許は高校卒業のタイミングで取っておくべきということ。タイミングを逃してしまって、いまだに免許を持ってないので、地元に帰ると『お母さん車乗せて』って……高校時代と何も変わってない!」と答えて会場の笑いを誘った。

イベントの最後にはGLIM SPANKYによるミニライブが行われ、2人はアコースティックセットで「大人になったら」を披露。観客は松尾の力強い歌声と亀本のエモーショナルな演奏にじっくりと耳を傾けていた。

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