低予算でヒット連発したキャノンフィルムズに迫るドキュメンタリー、回顧上映も

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2014年、カンヌ国際映画祭でオフィシャルセレクションとして上映された「The Go-Go Boys : The Inside Story of Cannon Films - Golan / Globus」が、「キャノンフィルムズ爆走風雲録」の邦題で11月より全国順次公開される。また同時期に特集上映「メナヘム・ゴーラン映画祭」が開催されることも決定した。

「キャノンフィルムズ爆走風雲録」ポスタービジュアル

「キャノンフィルムズ爆走風雲録」ポスタービジュアル

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「キャノンフィルムズ爆走風雲録」は、映画製作会社キャノンフィルムズを率いて、80年代ハリウッドで低予算ジャンルムービーを量産したイスラエル出身の従兄弟メナヘム・ゴーランとヨーラム・グローバスの絆と確執を捉えたドキュメンタリー。「暴走機関車」「狼よさらば」シリーズなどでヒット作を量産する一方、ジョン・カサヴェテスやジャン=リュック・ゴダールなど商業主義とは一線を画す映画作家たちへ出資するなど全方位的に活動した2人の軌跡を追う。出演者にはシルヴェスター・スタローン、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、ジョン・ヴォイト、チャールズ・ブロンソン、チャック・ノリス、イーライ・ロスらが顔をそろえた。

公開決定にあわせ、キャノンフィルムズが手がけた映画のキャラクターたちをコラージュしたポスタービジュアルを発表。ポスターには映画評論家・町山智浩の「ブロンソンのマグナム! ショー・コスギのニンジャ! ヴァンダムの股割り! 80年代にボンクラ映画でハリウッドに挑戦したのはこんなイケイケ野郎たちだった! これぞ映画秘宝の原点!」という同製作会社への敬意を示すコピーが挿入されている。

なお「メナヘム・ゴーラン映画祭」では、彼らが携わった作品を回顧する。カサヴェテスの監督作「ラヴ・ストリームス」やバーベット・シュローダーの監督作「バーフライ」、ゴーランが製作のほかに脚本、監督を担当したミュージカル映画「アップル」など10本前後の作品を上映予定だ。

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小季 @kokiya810

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