映画ナタリー - 話題の映画・ドラマ情報など最新ニュースを毎日配信

虫プロが戦後70年に贈るアニメで、横浜のシンボル船に刻まれた歴史描く

109

「氷川丸ものがたり」3Dモデリング画像 (c)氷川丸ものがたり製作委員会

「氷川丸ものがたり」3Dモデリング画像 (c)氷川丸ものがたり製作委員会

虫プロダクション製作の長編アニメーション「氷川丸ものがたり」が、8月より劇場公開される。

今年で建造85周年を迎える氷川丸は、昭和初期に神奈川・横浜港とアメリカ間を結ぶ貨客船として活躍した。戦時中は海軍特設病院船となり、その後は引き揚げ船などとして利用されるも、現在は役目を終えて母港に係留されている。

物語の主人公は見習い調理員として氷川丸で働く青年、平山次郎。憧れていた貨客船での仕事は過酷で厳しいものであったが、親身になってくれる仲間たちと共に成長していく。しかし戦争が始まると船員たちは負傷兵を収容する仕事を任されるようになり、ついに次郎も赤紙を受け取ることに。

メガホンを取ったのは「それいけ!アンパンマン」シリーズやテレビアニメ「ゴルゴ13」を手がける大賀俊二。氷川丸の歴史をつづった伊藤玄二郎による著作をもとに、フィクションを交えたオリジナルストーリーで贈る。氷川丸のビジュアルは日本郵船歴史博物館所蔵の模型をベースに、3DCGを用いて綿密に再現された。

作品は8月より全国にて順次公開された後、100万人の鑑賞を目指して公民館や学校で上映活動が続けられる。作品の趣旨に賛同する人へ向け、製作委員会は全国の劇場および上映会で鑑賞できる製作協力券を1枚1100円にて発行中。

戦後70年という節目を迎える今年。横浜のシンボルとして親しまれる船の歴史に触れ、その重みを感じ取ってみては。

映画ナタリーをフォロー