網走番外地 望郷篇

アバシリバンガイチボウキョウヘン

上映時間:88分 / 製作:1965年(日本) / 配給:東映

解説 網走ならぬ長崎に舞台を移した一編。長崎に帰郷した橘真一は、恩義ある旭組の縄張りを奪い取り、悪業の限りをつくす安井組に単身殴り込みをかける。前2作のヒットにより本格的にシリーズ化が決定したのがこの作品で、北の果てからいきなり南へ飛ぶという石井輝男ならではの奇抜な発想が見事に成功したシリーズ屈指の傑作。主人公と対決する肺病やみの殺し屋・人斬りジョーを演じる杉浦直樹が素晴らしく、彼と主人公が1対1で対決するクライマックス・シーンは、ロバート・アルドリッチ監督の「ヴェラクルス」の決闘シーンのいただきながら、石井輝男十八番のメリハリのきいた名シーンであった。

情報提供:ぴあ

スタッフ

監督:石井輝男
原作:伊藤一
音楽:八木正生

キャスト

橘真一:高倉健
白山譲次:杉浦直樹
旭統一:嵐寛寿郎
ルミ子:桜町弘子
中田弘次:田中邦衛
人相の悪い男:由利徹
猛:中谷一郎
安井:安部徹
彰:待田京介