コミックナタリー - マンガのニュースを毎日発信

セーラームーンキャストの動く姿が初披露、完全版は秋発売

121

武内直子「美少女戦士セーラームーン」を原作とするミュージカルと新作アニメの製作発表会見が、本日8月4日、東京・ニコファーレにて開催された。会見にはミュージカルのキャスト陣や武内の担当編集者の「おさBU」こと小佐野文雄が登壇。この会見の模様は、ニコニコ生放送を通じて生中継された。

小佐野は「マジでいま10分くらい前に届きました」という武内からのメッセージを朗読。武内は「セーラームーン」について「若い頃の私のわくわくした夢が詰まっている作品」とコメントし、「現在、新しい単行本の絵を必死で描いております」と近況を語った。また小佐野は「ミュージカルは原作やアニメが終わっても長く愛されたコンテンツ。これを20周年企画のスタートとして始めるのがふさわしい」と述べ、秋には「美少女戦士セーラームーン」完全版を発売できるよう進行中といううれしいニュースを届けた。武内が各巻のカバーを描き下ろす完全版の詳細は、9月3日発売のなかよし10月号(講談社)に掲載される予定だ。

小佐野が新商品の告知をした後は、ミュージカルのキャストが登壇。キャストたちが衣装に身を包んで動く姿は、今回が初お披露目となる。セーラームーン役の大久保聡美、セーラーマーズ役の七木奏音、セーラーヴィーナス役の坂田しおり、そして四天王ゾイサイト役の彩夏涼、ジェダイト役のルウト、ネフライト役のコロ、クンツァイト役の小松美咲がステージに登場し、タキシード仮面役の大和悠河によるビデオメッセージが会場のモニターに映し出された。元宝塚歌劇団男役トップスターの大和は、「宝塚卒業後に男役を演じるのは初めて」と再び男役を演じることに喜びをあらわにし、「タキシードは特注で作ってもらいました」と衣装についてもこだわりを見せている。

また武内も審査に参加したというオーディションでのエピソードを聞かれると、セーラームーン役の大久保は「ダンスを10分で覚えてすぐに踊るという審査が怖くて緊張しました」とコメント。さらに「よく寝坊するところがうさぎちゃんにそっくりって、担任の先生に言われました」と照れ笑いする場面も見られた。ヴィーナス役の坂田は「小さい頃にお姉ちゃんとコスプレしていたくらいなのでうれしい。戦いたくなります」と、スタイリッシュに一新された衣装について語った。

トークが進んでいく中、会場のモニターに突然「EMERGENCY」の文字が。ここで日産スタジアムでライブ中のももいろクローバーZと中継が繋がり、キャスト陣とトークを交わす。ももクロと同じ事務所ということで、普段から交流のあるセーラームーン役の大久保とマーズ役の七木。佐々木彩夏が「のんちゃん(七木奏音)って、普段ふわっとしてるから、マーズでどんな感じだろうと思った」とコメントを述べると、七木が「ちゃんとやりまーす!」と返す場面も見られた。

またキャスト陣がそれぞれ「月にかわっておしおきよ!」「火星にかわって折檻よ!」「ヴィーナス・パワー!メイクアップ!」とポーズを決めると、高城れにが「前歯にかわっておしおきよ!」と対抗する。ここで百田夏菜子が「月にかわってお知らせよ!」と、ミュージカル「美少女戦士セーラームーン-La Reconquista-」の主題歌を担当することを発表。メンバー全員で、新たにリアレンジされた「ムーンライト伝説」を披露した。歌い終わると玉井詩織が、新作アニメ「美少女戦士セーラームーン」が今冬よりニコニコ動画にて全世界同時配信されることを告知し、高城が、そのオープニング曲とエンディング曲をももクロが歌うことをアナウンスした。

ももクロとの中継が終わると、ミュージカルのプロデューサー片岡義朗と、演出・脚本を担当する平光琢也が登壇。片岡は主題歌にももクロを起用した経緯について「ももクロはちょうど5人で、メンバーが色分けされているという共通点がある。また少女が全力で戦う、あるいは全力で仲良くなるというところが、作品に合っている」と説明した。また第1期からミュージカルに携わってきた平光は「大人向けで骨太な脚本、原作に忠実なところは前作のミュージカルから引き継いでいく。技術面は15年経って進化しているので、ビジュアル的なところは変わっていくだろう」と、昔の良き面を取り入れつつ、現代風にアレンジしていくと語った。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン -La Reconquista-」は、9月13日より東京・AiiA Theater Tokyoにて上演をスタート。チケットは8月17日より一般発売を開始する。

武内直子からのメッセージ全文(担当編集・小佐野文雄による朗読の書き起こし)

セーラームーンのマンガは、1991年の秋頃から考え始めました。あの頃は若くてエネルギーが無限にあり、リアルも妄想も、それはもう充実していて、そんな若い頃の私のわくわくした夢が詰まっている作品です。
あれから20年が過ぎ、今また20周年企画のお話を頂き、驚きと恥ずかしさばかり、ただただファンの皆さまや、スタッフの皆さまに感謝するばかりです。本当にありがとうございます。これから少しずつ企画が実現していくそうです。9月に始まるミュージカルはとても楽しみにしております。
私も現在、新しい単行本の絵を必死で描いております。どんな方が舞台を見に来てくださるか、本を手に取ってくださるのか正直緊張もしております。皆さまにまた強く暖かい応援を頂けますと、とてもうれしいばかりです。どうぞよろしくお願い致します。

キャストコメント

Q.小さい頃に「セーラームーン」を読んでいた世代ではないと思いますが、もともと作品を知っていましたか。

大久保聡美
たぶん再放送で(アニメを)観てたと思うんですけど、小さい頃なのでまったく記憶がなくて。でも「月にかわっておしおきよ」とかは、もちろんとても印象に残ってます。

七木奏音
4歳上のお姉ちゃんがセーラームーンが大好きで、ビデオとかを一緒に観てて私も好きになりました。

坂田しおり
私も(アニメを)観てたんですけど、すごく幼かったので映像は頭に残ってないんです。でもお姉ちゃんと一緒に画用紙とかで衣装を作って、セーラームーンごっこを楽しんでました。私はマーズを着てました! グッズも、スティックとかを5年くらい肌身離さず持っていましたね。

Q. 原作マンガを読んだ感想を教えてください。

大久保聡美
小さい頃に皆がハマっていたということで、もっと子供っぽいかと思ってたんですけど、全然そんなことはなくて、どんどん強くなっていくところとか、恋とか、すごく感動しちゃいました。

Q.原作ファンへのメッセージをお願いします。

大久保聡美
(今回のミュージカルは)すごく原作に忠実に描かれているので注目してほしいですし、それぞれのキャラも性格がみんな(マンガ)そのまんまって感じなので、そこも観ていただきたいです。

七木奏音
うさぎとまもちゃんの関係性を見てほしいなって思います。私は(マーズとして)うさぎを叱って、どんどんグイグイいきたいなと思います。

坂田しおり
たくさんのファンの方がいらっしゃると思うんですけど、(キャストも)それぞれ少しでも(キャラクターに)近づこうと努力しています。作品自体が夢を見られるようなものになると思うので、ひとりでも多くの方に観ていただきたいです!

コミックナタリーをフォロー