吉田恵里香が明日放送の「情熱大陸」に出演、世に問い続ける作品づくりに密着

「ぼっち・ざ・ろっく！」「前橋ウィッチーズ」などのアニメでシリーズ構成・脚本を務める吉田恵里香が、明日11月23日23時からMBS、TBS系全国ネットで放送される「情熱大陸」に出演する。

脚本家・小説家としてアニメ、そして連続テレビ小説「虎に翼」といった実写のドラマでも脚本を手がけている吉田。2022年のTVドラマ「恋せぬふたり」では、恋愛感情も性的欲求も抱かない“アロマンティック・アセクシャル”の男女と周囲の人々との関わりを丁寧に描き、優れたTVドラマの脚本家に贈られる向田邦子賞を当時最年少の34歳で受賞した。また4月から放送されたTVアニメ「前橋ウィッチーズ」では、魔女を目指すという女子高校生たちを主人公に、ルッキズムやヤングケアラーといった社会問題に切り込むストーリーを描き話題を呼んだ。“主張”を込めた作品は時に物議を醸すこともあるが、本人は「エンターテインメントだからといって、社会と繋がっていないという発想は違うと思う」と話す。

番組では2024年9月より密着を開始。「虎に翼」のスピンオフ番組制作の現場にて監督と4時間あまりも議論を交わす様子や、常に10本以上の企画を抱える中で8年ぶりのオリジナル小説の執筆に挑む姿が映し出される。さらに今年から務める母校・日本大学での講義では、創作のノウハウを披露する一方、それ以上に「この時代に表現の仕事に就く覚悟について」を熱く説く。「吉田の書くものは気に食わない、だけど寄り添おうとした努力は認めてやる、と思ってもらえるレベルまで持っていきたい」と語る彼女がなぜ、世の中に問いかけを続けるのかに迫っていく。

なおコミックナタリーでは吉田恵里香と、「前橋ウィッチーズ」で膳栄子役を演じた芹澤優による対談を掲載中。「あんなに役に入り込めることはなかなかない」というの栄子への芹澤のい熱い思いや、吉田がこの作品で伝えたかったこと、そして自身が考えるアニメとの付き合い方を明かしている。

「情熱大陸」吉田恵里香回予告

「情熱大陸」vol.1379

放送日時：2025年11月23日（日）23:00～23:30
放送局：MBS、TBS系全国ネット
出演：吉田恵里香（脚本家・小説家）