「オールエヴァ展」明日開幕、セル画からデジタル制作へと進化を続けた30年を振り返る

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「エヴァンゲリオン」シリーズの30周年記念展「ALL OF EVANGELION」が11月14日から2026年1月12日まで東京・東京シティビューで開催。本日11月13日にプレス内覧会が行われた。

「30周年記念展『ALL OF EVANGELION』」のエントランス。

「30周年記念展『ALL OF EVANGELION』」のエントランス。

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1995年10月4日にTVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」が放送され、今年で30周年を迎える「エヴァンゲリオン」シリーズ。「ALL OF EVANGELION」では、TVアニメのセル画、原画、設定など、作品の根幹に関わる制作資料を展示する。さらに「新劇場版」シリーズで採り入れられたデジタル制作資料も初展示し、「エヴァンゲリオン」シリーズの魅力に迫る。

「30周年記念展『ALL OF EVANGELION』」の展示。

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会場のエントランスには、重厚感あふれる巨大なエヴァンゲリオン初号機のフィギュアが登場。東京会場限定の照明演出で、日没後はより神秘的な展示が楽しめる。エントランスから続く「序章 胎動」では、TVアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の制作時に用いられた設定資料を中心に展示。制作当時にスタッフが試行錯誤した様子を垣間見ることができる。

「30周年記念展『ALL OF EVANGELION』」の展示。

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「第1章 始動」では「新世紀エヴァンゲリオン」と「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」のセル画を中心に展示。現存する合計1万カット以上から厳選された貴重な約270点のセル画が、アニメのストーリーに沿って各話ごとに披露される。そして「第2章 鳴動」では、「エヴァ」シリーズの「音」に着目。TVアニメ第1話「使徒、襲来」の画コンテとともに、声優陣のオーデション音声の一部が公開されているほか、三石琴乃演じる葛城ミサトのナレーションと印象的な作中カットを組み合わせた予告映像の総集編が大きなスクリーンに映し出される。

「30周年記念展『ALL OF EVANGELION』」の展示。

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「第3章 躍動」には、2007年から順次公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」「:破」「:Q」の原画や設定資料が登場。クリエイターの繊細な筆致がわかる手描きの原画やレイアウトのほか、デジタル上で制作されたメカや背景の融合により、映像が仕上がっていくさまを紹介する。また「戦艦AAAヴンダー」のホログラム展示も見どころだ。そして「第4章 結実、そして新たな鼓動」は、2021年公開の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」、手描きのアニメからデジタル制作への変化に加え、実写の手法も採り入れ進化を続けてきたシリーズが迎えたひとつの結末を、設定資料や原画などで辿っていく。

「THE SUN & THE MOON」のオリジナルメニュー。

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入場者には、平日限定で描き下ろしの「ALL OF EVANGELIONオリジナルカード」をプレゼント。シンジ、レイ、アスカ、カヲル、マリの5種類が用意され、すべてを並び合わせると1枚のデザインが完成する仕様だ。また展覧会会場に隣接する「THE SUN & THE MOON」では、本展の開催を記念したオリジナルメニューを提供する。

チケットは全日日時指定制で、チケットぴあ、東京シティビューオンラインチケットで販売中。また「新世紀エヴァンゲリオン」のシンジたちの年齢である“14歳”にちなみ、アニメ放送がスタートした1995年に14歳だった人、また2025年に14歳になる人を対象とした割引チケットが当日窓口限定で販売される。なお同展は2026年1月24日から3月15日まで福岡・福岡市科学館、2026年春には岡山に巡回する。

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30周年記念展「ALL OF EVANGELION」

会期:2025年11月14日(金)~2026年1月12日(月)
会場:東京都 東京シティビュー
時間:10:00~22:00(最終入館21:00)
入館料:一般2400円、高校・大学生1700円、4歳~中学生1100円、65歳以上2100円(税込)

会期:2026年1月24日(土)~3月15日(日)
会場:福岡県 福岡市科学館 3階企画展示室
時間:9:30~18:00(入場は17:30まで)
休館日:火曜日(火曜日が祝日の場合開館し、翌平日を休館)

主催:東京シティビュー
企画:朝日新聞社、ムービック・プロモートサービス、ムービック
特別協力:カラー、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)、グラウンドワークス:

(c)カラー/Project Eva. (c)カラー/EVA製作委員会 (c)カラー

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