東映アニメーション、ディー・エヌ・エー、東京藝術⼤学大学院映像研究科アニメーション専攻企画開発研究室が、3者合同によるクリエイターズレーベル「GREEN OCEAN」を本日10月27日付で設立した。
これまでも若手クリエイターの発掘・育成にともに取り組んできた東映アニメーションとDeNA。「GREEN OCEAN」ではクリエイターに寄り添った育成機能を備えるとともに、世界で通用する新世代のクリエイターの輩出を目指し、産学連携によって、より実践的で密接な若手クリエイター支援を実現していく。東映アニメーションとDeNAが中心となってプロジェクトの企画・営業を行い、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の学生やOB・OGを中心にネットワークしたクリエイターが、アニメーションをはじめさまざまなコンテンツを制作。制作にあたっては、適正な制作費の支払い、プロのクリエイターによる参画・指導などの育成機会を提供する。
なおレーベル名の「GREEN OCEAN」は、1971年に制作されたアニメ「どうぶつ宝島」において、海が青色ではなく鮮やかな緑色で表現されたことに着想を得て命名された。同作は東映動画(現・東映アニメーション)が制作し、東京藝術大学出身のアニメーター・小田部羊一が参加している。
また第1弾プロジェクトとして、アニメーション映像「ロウルと名前のないものたち supported by 川崎ブレイブサンダース」を制作。プロバスケットボールクラブ・川崎ブレイブサンダースのマスコットであるロウルとコラボレーションし、川崎の街並みを舞台に、ロウルやさまざまな生物が百鬼夜行をする様子を描く。映像は東京藝術⼤学出身のアニメーション作家・植草航が監督を務め、東京藝術⼤学大学院映像研究科アニメーション専攻の修了生たちを中心に制作された。JR川崎駅北口通路にあるTHE KAWASAKI VISIONで、本日より公開されている。
「ロウルと名前のないものたち supported by 川崎ブレイブサンダース」試写映像
鈴木篤志(東映アニメーション取締役)コメント
この「GREEN OCEAN」を介して、クリエイター同士が出会い、その出会いから新たなクリエイティブが生まれ、そのクリエイティブに惹かれ、応援してくださるファンの皆さんが集い、そして、ご協力してくださる企業、団体の皆さんが名乗りを上げていただける、そんな環境(場)づくりを目指し、このレーベルを立ち上げました。
今後、様々な企画を立ち上げて参ります。クリエイターの皆さん、そして、応援、協力してくださる皆さんのご参加を心よりお待ちしております。
田中翔太(DeNA エンターテインメント開発事業本部事業統括部 統括部長)コメント
“コンテンツ産業の盛り上がり”といったニュースや、クリエイターの皆さんの魅力的な作品が、連日様々なメディアを賑わせています。国家戦略としてのコンテンツ産業、という議論も急加速しています。一方、そのような今だからこそ、改めて、クリエイターの皆様と共に何ができるか、何をすべきか、ということを、東映アニメーション・東京藝術大学の皆様と議論を重ねてきました。
この度「GREEN OCEAN」という形で発表できたことを嬉しく思います。今までにない機会、結びつきが増え、応援・ご協力頂けるクリエイター、企業の皆様とさらなるアクションを重ねていければ幸いです。
岡本美津子(東京藝術⼤学大学院映像研究科アニメーション専攻企画開発研究室 教授)コメント
本学出身であり、東映動画の作画監督でもあった小田部羊一氏が描いた『どうぶつ宝島』の”緑の海”のように、クリエイターの自由な発想を活かす場を作りたい。そんな思いでこの3者が集まりました。
何ができるか、私自身が一番ワクワクしています。
のきあくん(ちゃん※非公開にします多分、すぐに解除します)。 @N15624753458
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(深い拒絶の意思表示)
東映アニメーション×DeNA×東京藝術大学大学院がクリエイターズレーベル設立(動画あり / コメントあり) https://t.co/3vLz8pl0B3