「がんばっていきまっしょい」みかん大好き・雨宮天が利きみかんジュースに挑戦

劇場アニメ「がんばっていきまっしょい」の上映イベント「劇場アニメ『がんばっていきまっしょい』 みきゃんからの挑戦状!?スペシャル上映会」が、本日10月12日に東京・ユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、悦ネエこと村上悦子役の雨宮天、ヒメこと佐伯姫役の伊藤美来、リーこと高橋梨衣奈役の高橋李依が登壇した。

10月25日に公開を控えた「がんばっていきまっしょい」。作品を観終えた観客に雨宮が「どうでした？」と問うと、観客は大きな拍手と歓声で応えた。それぞれ印象に残ったシーンを聞かれると、雨宮は悦ネエとリーが感情をぶつけ合うシーンについて触れる。演じていた際の心境を「胸がぎゅってなる、手先が冷えていく感じ」と話すと、高橋も頷きながら「（リーが）めちゃくちゃ動揺してる描写がすごい」と見どころを熱弁した。

伊藤がヒメの役どころについて「（悦ネエを）後ろから支えている献身的なシーンが多かった」と話し出すと、雨宮と高橋はヒメの「がんばれ、がんばれ、悦ネエ♪」というセリフを真似ながら「かわいかった」と唸る。続いてヒメが登下校時に、自身に寄りかかって眠る悦ネエと自撮りするシーンを「すごくかわいくて」と伝える雨宮。伊藤も同意して「悦ネエだけを撮るわけじゃなくて、自分も入ってるところがいいよね」と微笑んだ。

ライバル校である港山高校ボート部の寺尾梅子についての話題に移ると、悪い印象を与えがちな梅子の素顔を雨宮は「口下手なだけの。なんならいい子だよね」と伝える。梅子のギャップに関する話題で3人が盛り上がる中、梅子役・竹達彩奈からVTRコメントが到着。「悦ネエとの絶妙な会話のやりとり、よくないですか？ 悪い子じゃないんだよ」と述べつつ、「ボートに対してすごい情熱を持っていて、わかりにくいけど熱い炎を持っているんだよっていうのが伝わっていたらうれしいな」と梅子をアピールした。VTRコメントが終了し、司会から「映像に違和感がなかったか」と尋ねられる3人。首を傾げる雨宮らに代わり、観客が「ポスター！」と指摘すると、3人は竹達の後ろに、「がんばっていきまっしょい」のキャラクターが愛媛県のご当地キャラクターに置き換わったパロディポスターが飾られていたことに気づく。すると雨宮らの“ライバル”として、パロディポスターに登場していたみきゃん、ダークみきゃん、こみきゃんの着ぐるみが登壇した。

ここからはキャスト陣とみきゃんたちの対決が展開された。みきゃんたちとの勝負に勝つと、観客にプレゼントするポスターの枚数が増えると聞き、3人は意気込む。最初はダークみきゃんが高橋にクイズを出題。先ほど公開されたパロディポスターがスクリーンに映し出され、本来のポスターでリーの位置はどこかと問われる。「得意ですわ。見てきたもん！」と自信たっぷりの高橋が、リーの位置を「ダークみきゃん、お前だー！」とダークみきゃんの場所にいたことを答え、見事正解した。

伊藤にはこみきゃんから箱の中身を当てるクイズが出題されるが、1つ目の箱の中身はなんと伊藤へのサプライズ。本日10月12日は伊藤の誕生日で、雨宮と高橋が箱を開くと伊藤への誕生日ケーキが登場する。キャスト陣に加え、みきゃんたちからも祝われた伊藤は「びっくりしました！ 本気のサプライズです。うれしい！」と満面の笑みを見せた。その後、伊藤はみきゃん、ダークみきゃん、こみきゃんの人形が入った箱に手を入れ、こみきゃんがどれかを当てるクイズに挑戦。クイズに協力した雨宮と高橋も同時に箱に手を入れ、2人の手が触れ合う一幕も繰り広げられる中、伊藤は見事正解を言い当てた。

最後はみかんが大好きだと言う雨宮に、みきゃんがみかんジュースの飲み比べクイズを出題。雨宮は3種類のみかん・清見、温州みかん、はるかで作ったジュースの中から、清見のジュースを探し出すという難易度の高いクイズに挑戦した。ジュースは3人分用意され、3種類を飲んだ全員がどれを飲んでも「おいしい」とリアクションする様子に、会場は笑いに包まれる。「清見が推しみかん」だと言う雨宮は、「清見は酸味がなくて、けっこう甘めの印象があって」と解説。同じく甘みが強いと言う温州みかんとの2択で悩む雨宮に、みきゃんがヒントを出して無事クイズに正解した。

和やかな雰囲気の中、イベントも終盤となり最後の挨拶へ。雨宮が「また愛媛に行って、いろんなみかんジュースを飲み比べて、みかんジュースソムリエになりたいな」とみかん愛を爆発させて観客の笑いを誘う。そして「『がんばっていきまっしょい』をいっぱい観ていただけるとうれしいなと思います」と笑顔を振りまき、イベントは幕を下ろした。

「がんばっていきまっしょい」は敷村良子の同名の青春小説を原作とするアニメ。冷めた日々を送る少女・悦ネエが、廃部状態だったボート部に入部するところから物語が展開される。映画公開と同日の10月25日からは、作品の舞台である愛媛県・松山市の市内各スポットを巡るARスタンプラリーも開催される。

コミックナタリーでは「がんばっていきまっしょい」の特集を公開中。ドラマ版で主演を務めた鈴木杏を初めとする著名人、ライターから寄せられた、作品への感想コメントを紹介している。