映画「デデデデ」後章挿入歌のでんぱ組.incからコメント、浅野いにおの質問振り返る

浅野いにお原作による劇場アニメ「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」後章のクライマックスシーンに、でんぱ組.incの「あした地球がこなごなになっても」が挿入歌として使用されている。この楽曲使用について、でんぱ組.incメンバーの相沢梨紗、藤咲彩音、高咲陽菜からのコメントが到着した。

「あした地球がこなごなになっても」は浅野が作詞を担当した、2015年リリースの楽曲。先日行われた公開記念舞台挨拶で浅野は、「当時は『デデデデ』の世界観で頭がロックされていて、この曲をこの世界観で作ってみようと思いました。その時はアニメの企画の話はなかったので楽曲を使ってもらおうなんて思ってもいませんでした」と制作の経緯を語っていた。

相沢は楽曲制作当時、浅野から「世界が滅亡するなら？」と質問された際に「でんぱ組を好きなみんなとライブをしてたい」と回答したことを明かす。藤咲は映画を観た感想を「沢山考えさせられ、一人一人のキャラクターに『頑張れ！』と願うことしか出来なくて胸がいっぱいでした」とコメント。高咲も「自分の心がひっくり返されるほどに衝撃的で、今まで抱いたことのなかったいろんな感情が生まれました」と感想を述べている。

本日5月28日20時には、でんぱ組.inc公式YouTubeにてライブツアー「We need the DEMPA TOUR 2024」で披露された「あした地球がこなごなになっても」の映像が公開予定。なおでんぱ組.incは、2025年初頭に開催するライブを最後に活動終了することを発表している。

前章、後章が公開中の「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」は、週刊ビッグコミックスピリッツ（小学館）で連載されたマンガが原作。突如出現した巨大な“母艦”が浮かぶ光景が日常化した街で、青春を謳歌する2人の少女が描かれる。小山門出役は幾田りら、“おんたん”こと中川凰蘭役はあのが務める。

相沢梨紗コメント

「あした地球がこなごなになっても」が挿入歌に決まった際の気持ち

いにお先生の大切な作品にでんぱ組の曲も関わらせてもらえてすごく嬉しかったです！ 時を経て、この曲がアニソンに！と高まりました。

楽曲制作当時、浅野いにおとどんな話をしたか

「世界が滅亡するなら？」とご質問をいただき、「でんぱ組を好きなみんなとライブをしてたい。」とお話しをした記憶があります。こんな風に思えるものが自分にも出来たのだと思ったら泣いていて、いにお先生をびっくりさせたのではないかと思います。

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を観た感想

最後の瞬間に笑っていられる生き方がしたい、生きているうちに大切な「絶対」を見つけられたらいいなと思いました。

ファンへのメッセージ

ずっと記憶に残る作品との出会いになると思います。我々は歌で、観てくださる皆様の心を揺さぶるお手伝いが出来ていたら光栄です。

藤咲彩音コメント

「あした地球がこなごなになっても」が挿入歌に決まった際の気持ち

まさか現実世界とデデデデの世界がクロスして、物語に関われる日が来るとは夢にも思いませんでした。

楽曲制作当時、浅野いにおとどんな話をしたか

曲名通り「あした地球が終わるとしたら何をしますか？」という質問をいただき、空港内の控室でメンバーと泣きながら自分自身のことを話した記憶があります。泣きすぎて記憶がありません…。

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を観た感想

思春期、自分自身の正義。沢山考えさせられ、一人一人のキャラクターに「頑張れ！」と願うことしか出来なくて胸がいっぱいでした。

ファンへのメッセージ

門出ちゃんとおんたんの「絶対」を、大きなスクリーンで目と耳で是非捉えてください。後悔しない未来がそこにあります。

高咲陽菜コメント

「あした地球がこなごなになっても」が挿入歌に決まった際の気持ち

こんなに素晴らしい作品に曲を使っていただけるということで、長い歴史を紡いできたからこそ今があるのだなと感じることができました。そんなでんぱ組.incが誇らしく、心の底から嬉しい気持ちです！

「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション」を観た感想

どの場面を切り取っても、自分の心がひっくり返されるほどに衝撃的で、今まで抱いたことのなかったいろんな感情が生まれました。人生の中でこの作品に出会えて本当に良かったです。

ファンへのメッセージ

作品の中だけにとどまらず、作品を見た帰り道、今を生きる自分自身とその世界に不思議なワクワクを感じるかもしれません！ いろんな形で楽しんでもらえたら嬉しいです。