「キンスパ2024」初日振り返る水樹奈々、田村ゆかりとともになのは＆フェイトの気持ちに

キングレコード主催のフェス「KING SUPER LIVE 2024」が5月11日、12日に神奈川・Kアリーナ横浜にて開催。本日5月12日の開演前に行われた集合取材に、蒼井翔太、水樹奈々、宮野真守、森口博子が登場した。

2日間合計で過去最多アーティストとなる29組が出演した「キンスパ2024」。約6年ぶりの実施となった同イベントの開催にあたり、宮野は出演者やファンとの絆の深さを感じたと語る。そして「フェスをできるってことは我々の活力にもなるし、そしてまたファンの皆様とこうやって絆を感じ合いながら歌えたというのは、僕にとって宝」と笑顔を見せた。

1日目で水樹がトップバッターを務めたことに話題がおよぶと、3人からは賞賛の声が贈られる。水樹は「6年ぶりということで、溜まったエネルギーを一気に放出するような思いで、手に汗握りながら緊張感たっぷりに飛び出して行った」と振り返った。そしてファンが緊張を解いてくれたと述べつつ「（ファンが）大きな愛で包み込んでくださって、もう一気にトップギアに切り替わって。もう楽しくて楽しくて」と昨日の熱狂を伝えた。

1日目休憩後の幕開けを飾った森口には、3人から「女神！」と讃える声が。森口は「それぞれのファンの皆さんもお目当てのアーティストがいらっしゃるんですけど、誰もアウェイにしないファンの皆さんの絆を全身で感じた」とうれしそうに言う。また「本当にみんながいろんな苦労を乗り越えてきて、ここに向かって来た」と共演者と思いを共有し合った1日目の公演について述懐。「2日間はまたその絆をさらに深めてみんなのご褒美になるようなライブになればいいな」と微笑んだ。

2日目の見どころを尋ねられた蒼井が「やっぱコラボじゃないですかね」と真っ先に答えると一同も同意。それを受けた宮野が「歌うもんね、俺の曲」と視線を送ると蒼井は「これはもう僕的には奇跡的な瞬間なんですよ」と喜びを爆発させる。今回蒼井は宮野と内田雄馬とともに「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000％」の主題歌「オルフェ」を歌唱。なんとこの楽曲の仮歌は蒼井が歌っていたとのことで、宮野は感慨深げな様子で「気持ちよく歌ってほしいな」と蒼井に声をかけつつ、「俺よりうまく歌うのはやめてね」とおどけてみせる。宮野の発言に恐縮して笑う蒼井は「仮歌を歌ってた人物がご本人様と歌を公式のステージで歌わせていただくって、なかなかないことなんですよね。なので、人一倍緊張感もありますし、それプラス楽しんで歌わせていただけたらなと思います」と熱い思いを語った。

水樹は2日目で水瀬いのりと「戦姫絶唱シンフォギアGX」の挿入歌「Glorious Break」を歌うことについて「共演していた作品のキーになる曲を2人で歌えるっていうのがものすごく感慨深くて」とその喜び伝える。また水樹は自身が審査員として出演していた「NHKのど自慢」で、岡咲美保が水樹の「DISCOTHEQUE」を歌唱したところから岡咲との関係が始まったことを明かす。「今日は母の日だから母の気持ちで」と冗談めかしながらも、うれしそうに水瀬、岡咲とのコラボをアピールした。1日目では田村ゆかりと「魔法少女リリカルなのは」エンディングテーマ「Little Wish ～lyrical step～」と、オープニングテーマ「Innocent Starter」を歌い上げた水樹。リハーサルはあまりせず、2人でそのときの気持ちで動こうと決めていたと明かしつつ「急にゆかりさんが手をぎゅーっと握ってくださって、なのはの気持ちになってるんだなって思って。私もフェイトとしてハグをしました」と目を輝かせた。

開演を控え、意気込みを聞かれたトップバッターの宮野。普段しないパフォーマンスをすると発言し「『こんなのフェスでは見たことない』みたいな（ことをしたい）。もしかしたらザワついちゃうかもしれない」と悪戯に笑う。最後に蒼井は今回のライブに尊敬する先輩が多く出演していると話し出す。「ステージ上だけではなくて、ステージの裏でもやっぱり憧れの人って憧れの存在でいてくださるっていうのがすごくありがたく感じるので。そのありがたさを僕自身も受け取って、僕も後輩が増えたので、後輩たちにも背中を見せる存在として、先輩方のキラキラを受け継いで後輩たちに、そしてお客さんにバーッと広げていけたらなと思っています」と熱く語り、集合取材は終了した。

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