「16bitセンセーション」古賀葵が開口一番「よくしゃべる!」阿部敦らはアフレコ話披露

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若木民喜、みつみ美里、甘露樹原作によるTVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」のトークイベント付き第1話・第2話の先行上映会が、本日10月1日に東京・新宿バルト9で開催され、秋里コノハ役の古賀葵、六田守役の阿部敦、上原メイ子役の堀江由衣、下田かおり役の川澄綾子が登壇した。

左から阿部敦、古賀葵、PC98、堀江由衣、川澄綾子。

左から阿部敦、古賀葵、PC98、堀江由衣、川澄綾子。

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「TVアニメ『16bit センセーション ANOTHER LAYER』先行上映会&トークイベント ~いざ、16bit の時代へ~」の様子。

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10月4日放送開始の「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」は、若木と「ToHeart」「うたわれるもの」などで知られるゲームメーカー・アクアプラス所属のみつみ、甘露によって「コミックマーケット96」で頒布された同人誌が原作。美少女ゲームを愛する底辺イラストレーター・コノハが、過去の名作美少女ゲームのパッケージを開いたことで、2023年から1992年にタイムリープしてしまったことから物語が動き出す。

古賀葵

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第2話までの感想を聞かれた古賀は、開口一番に「とにかくコノハがよくしゃべる!」と言い、「ブラウン管の描写だったり、当時の(秋葉原の)街並みだったり、出てくる言葉だったり、エモーショナルな気持ちになるシーンがたくさんあるなと思いました」と伝える。演じるキャラクターと同じく、当時中学生だったという阿部も、「“消費税”の話が出てきたりして、リアルにこんな時代だったと、改めて当時を思い出しました」と同意した。

堀江は「話が面白いうえに、当時のゲームの作り方がわかったりするじゃないですか。こういうふうに作られていたんだと改めて知ることができて、二重にも三重にも、何重にも面白いなと思いました」とコメント。それを受け川澄は、「まさに私たちはゲーム化やアニメ化されるというところから、声優としてかかわらせていただいているので」と話し、「制作現場ではこんな風に作っていたんだなと、立ち上げの段階からの大変さが知れてすごくよかったです」と語りかけた。

左から古賀葵、阿部敦、PC98。

左から古賀葵、阿部敦、PC98。[拡大]

自身が演じているキャラの魅力について尋ねられると、古賀は「とにかくよく動くし、感情がジェットコースターみたいになる子。そういう元気さ、明るさが魅力の1つだと思いますし、それに加えて美少女ゲームへの愛がとんでもなく熱い子で、こちらの目を引くというか、追いかけていきたくなっちゃう。よき子だなと思います」とアピール。阿部は「どこか達観していて懐古主義な部分があるんですけど、PC98を触っているときだけは楽しんでいる。そういうギャップがある子」と説明したうえで、「そんな子が何倍もしゃべるコノハと出会って、どう変わっていくのかがこれから楽しみですね」と述べる。堀江は「メイ子さんは、会社の癒し担当というイメージで演じさせていただきました」と演技について触れ、川澄は「普段は一番頼りになるお姉さんという感じで落ち着いているんですけど、アニメとか美少女ゲームに対する愛は強くて、そのぐわってなるときとのギャップを楽しみながら演じました」と振り返った。

左から古賀葵、阿部敦、PC98、堀江由衣、川澄綾子。

左から古賀葵、阿部敦、PC98、堀江由衣、川澄綾子。[拡大]

アフレコは分散収録ではなく、ある程度キャストが揃った状態で行われたという。アフレコ現場でのエピソードについて問われると、阿部は六田勝役の伊藤健太郎について触れ、「イトケンさんとはちょこちょこ共演させてもらっていて、これまで先輩や敵だったりすることはあったんですけど、親子役はなかった。『とうとう血がつながりましたね』という話をさせていただきました」と裏話を披露した。またベテラン陣に囲まれて緊張していたという古賀。川澄は「新人の方が一番最初に扉を開けるという風習が声優界にはあるみたいで。それを知らずに私が扉側に座ってしまったんですね。それで普通に扉を開けようとしたら、ものすごい勢いで『私が開けます!』って駆け寄ってきて、椅子取りゲームみたいな状態に(笑)」と言い、古賀と「どちらが先に扉を空けるか」というやりとりが発生していたことを明かす。堀江は「2人が話し合っているときに、1回扉を開けてみたことがある」と告げ、会場の笑いを誘った。

古賀葵

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イベントではエンディングテーマが、古賀演じるコノハが歌う「リンク~past and future~」に決定したことも明らかに。作詞をKOTOKO、作曲を折戸伸治、編曲を中沢伴行が担当していることが発表されると、美少女ゲームのゲームミュージックを支えてきた作家陣の名に、会場からは拍手が巻き起こる。古賀は楽曲について「『16bitセンセーション』の歌詞だなと思えるし、ゲームをプレイしている側、ゲームを制作している側の気持ちにもなれる。すごくいろんな意味が込められている歌詞で、感動しました。コノハちゃんはわちゃわちゃしているんですけど、エンディングテーマは、当時の美少女ゲームを彷彿とさせるゆったりとした楽曲で、コノハちゃんだったらどう歌うかなと考えながら歌わせていただきました」と笑顔を見せた。

左から古賀葵、阿部敦、PC98、堀江由衣、川澄綾子。

左から古賀葵、阿部敦、PC98、堀江由衣、川澄綾子。[拡大]

最後に川澄は「あの時代を知っている人には懐かしく、そうじゃない世代の方には新鮮に感じられるのではないでしょうか。皆さんが知っているゲームのタイトルもたくさん出てくるので、当時を思い出していただきながら、裏でがんばっているゲーム制作現場にも思いを馳せていただければ」と挨拶。堀江は「PC98を使っていた時代があって、いろんな作品が影響を受けたりし合いながら、『16bitセンセーション』が生まれて。時代ってつながっていくんだなっていうことを改めて感じさせてくれる作品です」と感慨深く語り、阿部は「第1話・第2話はSF色がけっこう強いんですけど、この後モノづくりの作品という感じが濃くなっていくと思うので楽しみにしていただければ」と呼びかける。古賀は「好きなものを追いかける気持ちと熱量がぶつかり合っている作品。観た後に活力が湧いてくる瞬間があると思うので、1話1話楽しんでいただけたらうれしいです」と思いを伝え、イベントは締めくくられた。

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TVアニメ「16bitセンセーション ANOTHER LAYER」

放送情報

TOKYO MX:2023年10月4日(水)より毎週水曜日24:30~
とちぎテレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜日24:30~
群馬テレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜日24:30~
BS11:2023年10月4日(水)より毎週水曜日24:30~
中京テレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜日25:37~
ABCテレビ:2023年10月4日(水)より毎週水曜日26:14~

スタッフ

原作:若木民喜、みつみ美里(アクアプラス)、甘露樹(アクアプラス)
監督:佐久間貴史
アナザーレイヤー・メインストーリー:若木民喜、高橋龍也
キャラクターデザイン:佐々木政勝
音響監督:本山哲
音楽:やしきん
アニメーション制作:st.シルバー

キャスト

秋里コノハ:古賀葵
六田守:阿部敦
上原メイ子:堀江由衣
下田かおり:川澄綾子
六田勝:伊藤健太郎
五味川清:福島潤
山田冬夜:山根綺

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