「クレしん」小林由美子がゲスト声優の演技を絶賛　Mr.マリックとスプーン曲げも

劇場アニメ「しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ～とべとべ手巻き寿司～」の完成披露舞台挨拶が、本日7月9日に東京・イイノホールで開催され、主人公の野原しんのすけ、しんのすけ役の小林由美子、ゲスト声優として参加した鬼頭明里、松坂桃李、空気階段の鈴木もぐらと水川かたまりが登壇した。

「クレヨンしんちゃん」シリーズ初となる3DCGアニメーション「しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ～とべとべ手巻き寿司～」。ある夜、宇宙から降ってきた白い光によって、しんのすけの体に不思議な力が宿ったことから物語が展開していく。松坂が暗黒のエスパーとなり世界への復讐を誓う非理谷充（ひりやみつる）、鈴木が国際エスパー調整委員会の顧問・池袋教授、鬼頭が同委員会埼玉支部の職員でしんのすけに超能力を指南する深谷ネギコ、水川が世界征服をもくろむ組織・令和てんぷく団を率いるヌスットラダマス2世をそれぞれ演じた。

最初の挨拶で松坂は、“胸アツで、尻アツ”な映画である作品にちなみ「今日は（しんのすけの）生の“ぶりぶり”を見られて、尻アツです。感動しました！」と笑顔でコメント。胸が熱くなるシーンを問われると、「非理谷としんちゃんが後半でちょっと心を通わせるシーンがあって。しんちゃんが熱いことを言ってくれるんですよね。しんちゃんにこんなこと言われるなんて！と、アフレコ時に演じていて感動しました」と振り返る。

使ってみたい超能力について聞かれた鈴木は、テレポーテーションを挙げ、「パチンコが好きで、お店に入る前に店長が見ている防犯カメラに挨拶してから打つんです。テレポーテーションが使えたら直接店長がいる事務所に行きたい。しんちゃんはきれいなお姉さんの胸に飛び込んでいましたけど、私は店長の胸に飛び込みたいですね」とコメント。会場は笑いに包まれた。最近あった“胸アツ・尻アツ”なことを尋ねられた水川は、「『サイコゥ!! サイコゥ!! サイコゥ!!』っていうギャグを持っているんですけど、サッカーの古橋亨梧選手にあげたんです。そしたらゴールを決めたときにそのパフォーマンスをやってくれました」と報告。鈴木から「どうですか、今日の会場は」と振られると、「サイコゥ!! サイコゥ!! サイコゥ!!」と力いっぱいにギャグを披露した。

初めて「クレヨンしんちゃん」に関わった鬼頭は、オファーを受けたときの気持ちについて「子供の頃から観ていた作品なのでうれしかったです！ しんちゃんと会話もすることができて、親戚中に自慢したいです」と声を弾ませる。また“胸アツで、尻アツ”なシーンについては、「超能力を使うシーンは、3DCGならではの大迫力があるシーンなので、ぜひ大きいスクリーンで観てほしいです」と伝えた。

小林は、ゲスト声優の演技を絶賛。小林が空気階段の演技について、「おふたりはアフレコが初めてと聞いたんですけど、それは嘘だと。ベテラン声優が来たのかなって思うくらいめちゃくちゃうまくて、素晴らしいと思いました」と褒めると、鈴木は「これは仕事が来そうなニオイがしますね」と笑みを浮かべる。さらに小林が「松坂さんはすごく難しい役を演じているんです。もやもやを抱えた青年が超能力を持ってしまったことで変わっていく。そんな変化を表現していて、さすが！と思いました。初めと最後ではだいぶ声の印象が変わっていましたね」と伝えると、松坂も「これは仕事が増えそうですね」とほくそ笑んだ。また鬼頭の演技については、「ちょこちょこ鋭いツッコミをしんちゃんに入れてくれるのが、本当に気持ちよかった！」と称えた。

イベントでは、作品のテーマである超能力にちなみ、“サイキックエンターティナー”のMr.マリックが登場。登壇者と観客がスプーン曲げに挑戦するコーナーが展開された。松坂、水川、しんのすけ、小林は、見事成功。曲げられなかった人に対し、Mr.マリックは「こんなもの曲げてなんの役に立つんだと思いませんでしたか？ そういう大人の考えがよぎった瞬間にパワーは消えるんです。『自分はスプーンが曲げられる』というスイッチが大事です」と説明し、会場をざわめかせた。「しん次元！クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 ～とべとべ手巻き寿司～」は、8月4日より全国ロードショー。