週刊少年マガジン(講談社)での連載後、マガジンポケットで配信された「なれの果ての僕ら」。同窓会のために母校に集まったネズこと真田透ら元6年2組の23人は、3日間監禁され、13人死亡するという大事件に巻き込まれた。監禁したのは、かつてのクラスメイト・夢崎みきお。彼の目的は、命の危機という極限状態で、人間の“善性”がどれだけ保てるのかを試すことだった。乱れゆく秩序の中で、復讐、いじめ、暴露、裏切りなど、予測不能な事態が続いていく。
井上は自分を顧みず他人を助ける性格で、誰からも好かれる主人公・真田透役。小学生の頃に夢崎みきおと特に仲が良く、劇中ではみきおの実験を乗り越えるためにみんなに協力を呼びかける。犬飼は52時間におよぶ同級生らの監禁事件を起こす首謀者・みきお役。学者の母親の影響で“人の善性”に興味を持ち、元6年2組の同窓会を舞台に残虐な実験を始める。キャスト2人と原作者の内海、プロデューサーの倉地雄大からはコメントが到着した。
内海八重(原作者)コメント
連載が終了して時間も経ち作品に対しての気持ちが私自身遠のいていたので、ドラマ化のお話をいただいた時はとても驚きました。そして、テレビドラマとして新たに「なれの果ての僕ら」が生まれ変わることを嬉しく思います。なかなかヘビーな内容となってはおりますが、より多くの方に楽しんでいただけたら幸いです。
井上瑞稀(真田透役)コメント
ネズ役を演じさせていただきます、井上瑞稀です。初の単独主演ドラマということにプレッシャーもありますが、この夏の衝撃作になることに、確信を持っています。犬飼さんをはじめ、素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共に精神を擦り切らしながら、撮影をしております。たった52時間で人は変わり果ててしまう。人間の本性、根底にあるものが剥き出しになりぶつかり合います。あなたにとっての正義とは。何が正解で不正解なのか、人の摂理を考えさせられるドラマになっています。皆様は、この極限状態で善性を保てるでしょうか。想像しながら楽しんでください。なれの果てに何が待ってるのか、ぜひご覧ください。
犬飼貴丈(夢崎みきお役)コメント
夢崎みきおを演じさせていただくことになりました犬飼貴丈です。今回は倫理観が壊れてしまって興味が故に簡単に人間を殺したりしてしまう高校生という役柄で初めは役のアプローチなど悩むことが多かったですが監督と話し合いながら実写ならではのみきおが出来上がっていると思います。毎話毎話衝撃な出来事が起こるジェットコースターのような作品になっていると思いますので、楽しみにしていただけると幸いです。
倉地雄大(プロデューサー)コメント
「善」と「悪」。そう聞くと小難しくて敬遠したくなるかもしれませんが、ふと身の回りを見回すと、この世界には、悲しいかな悪意のない言葉や不誠実な善意に溢れています。そんな今だからこそ「善性」とは何なのか……みきおが行う実験を通して、その本質を何よりも考えてみたいと思いました。正義感が強く、誰よりも周りのことを考えるも、ある事件をきっかけに変わってしまう主人公・ネズ役を演じるのは、井上瑞稀さん。作品ごとに幅を広げ続ける井上さんともう一度ご一緒したいと思い、この原作の実写化を企画しました。またもう一人の主人公・みきおを演じるのは、犬飼貴丈さん。もう圧倒的の一言です。内に秘める狂気を、こんなにも華麗に表現することができるのかと、日々感嘆しています。井上さん犬飼さん、そして今最も面白い映画を撮り続けている城定監督とこのドラマを制作できることが何よりも幸せです。殺伐とした、生きることが容易でないこの時代に、「人の善性」が持つ意味を伝えたい……。人間の倫理観を問う、この夏一番の衝撃作です。是非ご期待ください!
ドラマ「なれの果ての僕ら」
放送情報
放送日時:2023年6月27日(火)より、毎週火曜日24:30~
放送局:テレビ東京、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
スタッフ
原作:
監督:
脚本:モラル、鈴木藍、城定秀夫、倉地雄大(テレビ東京)
プロデューサー:倉地雄大(テレビ東京)、清家優輝(ファイン)
制作:テレビ東京、ファインエンターテイメント
製作著作:「なれの果ての僕ら」製作委員会
キャスト
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52時間の残酷な“同窓会”「なれの果ての僕ら」ドラマ化、井上瑞稀&犬飼貴丈が共演(コメントあり) https://t.co/WUkex5RETR