「東京ミュウミュウ にゅ～♡」あるキャラの行動に一同ザワザワ、内田雄馬が必死に庇う

TVアニメ「東京ミュウミュウ にゅ～♡」の先行上映会が、去る5月28日に東京・ニッショーホールで開催された。コミックナタリーでは、昼の部の本編上映後に行われたキャストトークの模様をレポートする。

昼の部のキャストトークには、桃宮いちご役の天麻ゆうき、藍沢みんと役の日向未来、青山雅也役の内田雄馬、白金稜役の中村悠一、赤坂圭一郎役の白井悠介が登壇。一般オーディションでいちご役に抜擢され、このような場に立つのは初めてという天麻が進行を務める。緊張の面持ちながら、初々しく元気な天麻に客席からは拍手でエールが送られた。

まずキャストたちはキャラクターを1人ずつ紹介していくことに。最初に主人公のいちごについて、2002年から2003年にかけて放送された「東京ミュウミュウ」を観ており、好きなキャラクターがいちごだったという内田に話が振られる。内田はいちごの印象について「純粋で、好きなものにまっすぐなところがかわいい」とコメント。日向はみんとについて「不器用ながらに芯が強くて、誰よりも仲間思いで愛に溢れた女の子」と説明する。

青山について内田は「王子様的。自分をしっかり持っていてカッコいい」と言いながら、第3話での彼のある行動について「なかなかパンチ力が高い」と言及。また今後、英語を話すシーンも出てくるそうで「アフレコの前に一応調べてはいるんですが、雰囲気でいく。“内田イングリッシュ”です。なんでもできるという設定のキャラクターですけど、なんでもできる人がやってるわけじゃないから大変なんですよ……！」と苦労を語った。

キャラクターの紹介が終わると、この日上映された第1話から第3話までの本編や現場での思い出を振り返るクロストークへ。白井は「見どころはたくさんありますが、僕が総じて言いたいのは、いちごのガードが緩すぎる！」と大きな声を上げ、会場の笑いを誘う。中村が第3話の問題のシーンを面白がって掘り下げていくと、当事者である青山役の内田はパニックに。内田は「本当にそうですよ……！（笑） いちごさん、よろしくお願いします」と切実に訴えた。

日向は「第1話から第3話までの記憶がないんです。マイクの前に立ってお芝居をすることが初めてだったので、アフレコブースに入った瞬間に記憶がぶっ飛びました」とかなり緊張してアフレコに臨んだことを吐露。中村から「何話ぐらいから記憶があるの？」と尋ねられると、「第6話ぐらいからです（笑）」と答える。さらに日向は「小さい頃から少女戦士ものの作品が大好きだったので、まさか自分が戦う女の子側になれるとは。アフレコでもいちごのセリフでガッと心掴まれる瞬間がたくさんあったので、本当にすごく貴重な経験をさせてもらっているなといつも思います」とコメント。そんな日向の言葉に、天麻も「アフレコしていると自分も成長できるよね。私もいちごの言葉に救われることがいっぱいある」と同調した。

また先行上映会では第2弾PVや追加キャスト、放送情報なども発表に。キッシュ役・岡本信彦からのビデオメッセージも上映され、岡本も第3話での青山の言動について「心がざわついた」と話す。先ほどは自ら茶化していた内田だったが、ほかのキャストにも次々突っ込まれたことで「いいだろう！」と今度は青山をフォロー。天麻も青山の行動について「これを機に令和で流行るかも！」と庇うが、内田から青山よりキッシュ派であることをバラされてしまった。

最後の挨拶で中村は「この作品はメインキャストの方々が若くて、お芝居初挑戦の人もいる。彼女たちが足掻いて、がむしゃらに全力でお芝居をしている姿が、いちごたちミュウミュウが一生懸命生きているっていうところにリンクするのではないかと。今だからしかできないお芝居が見られると思います」とアピール。白井も「僕もメインキャストとしてデビューしたのは、男の子たち5人が変身して戦う作品でした。だからミュウミュウを演じる皆さんのがんばりに共感できる部分があります。ぜひアニメを楽しみにしてくださる方々も、彼女たちを応援していただければ」と呼びかける。ほかのキャストたちが舞台から捌け、最後に残った天麻。来場者や配信視聴者への感謝を一際大きな声で伝え、さわやかに壇上を去った。