プリティーシリーズ10周年！歴代主人公が揃う夢のステージにみらい役・林鼓子も涙

「プリティーシリーズ」の10周年記念イベント「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival」初日公演が、去る5月22日に千葉・幕張イベントホールで開催された。

「キラッとプリ☆チャン」と「プリパラ」「アイドルタイムプリパラ」のメインキャストに加え、「プリティーリズム」シリーズの歴代主人公キャストも出演した「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival」。キャスト陣はこの日のために用意された純白の“プリフェスコーデ”で装い、花道から客席へ手を振りながらステージへと歩んでいく。春音あいら役の阿澄佳奈、上葉みあ役の大久保瑠美、彩瀬なる役の加藤英美里が登場すると、会場からはひときわ大きな拍手が湧いた。総勢30人のキャストがステージ上に揃うと、南みれぃ役・赤城あんな役の芹澤優は「皆さんが並んでるだけで、もう本当に涙が出そう」と喜びを語った。

イベント前半では、「プリティーシリーズ」に登場するキャラクターへさまざまな賞を贈る「プリティーアワード」のコーナーを展開。「ご主人様のために何とかするで賞」ではミラクル☆キラッツからマスコットのキラッCHUへ賞状が渡され、「ぷりパ～フェクトぷり賞」では「ぷり」という語尾でおなじみのみれぃが、呼ばれる前に自ら壇上に上がるなど、ユニークな賞と絡めて個性豊かなキャラクターたちを振り返った。最後に発表されたのは「赤眼鏡は皆勤で賞」。「プリティーシリーズ・オーロラドリーム」から「プリ☆チャン」に至るまで欠かせない存在である赤井めが姉ぇへ、あいら・みあ・なるの3人から賞状が贈られる。めが姉ぇ役の伊藤かな恵は「10年以上『プリティーシリーズ』に関わらせていただいているので、これからも皆さんと一緒にアイドルたちを見守り続けていきたいと思います！」とファンへ呼びかけた。

そしてイベントはファン待望のライブパートへ。トップバッターを飾ったWITHは、先日お披露目されたばかりのCGライブ映像とともに「好きにしてI-I-Z-E」を歌唱。堂々としたパフォーマンスで“男プリ”の新チーム・DARK NIGHTMAREへバトンをつないだ。「プリティーシリーズ」のイベントには初登場となるDARK NIGHTMAREの2人は、「DARKNESS SOUL」を客席へ語りかけるように熱唱し、フレッシュな存在感をアピールする。2組に続き、コスモもTVアニメ放送終了後に作られた新曲「Burn! Cosmic Liberty」を披露。ライブや舞台、そして新作アニメへと未だ広がり続ける「プリパラ」の世界を感じさせた。「アイドルタイムプリパラ」からしゅうか、MY☆DREAMがそれぞれの代表曲を聴かせた後は、“神アイドル”のSoLaMi▽SMILEが早くも登場。3人の絆を表現した「トライアングル・スター」で会場を沸かせ、集まったファンはペンライトを精一杯振って応えた。

エネルギッシュな前半の雰囲気から、どこか切なさも感じさせる「プリ☆チャン」シーズン2のエンディングテーマ「Brand New Girls」、そしてシーズン2で鍵となっただいあの「フレンドパスワード」へとライブは展開。初披露となるイブの「プラネタリウムの殻」では、スクリーンに映った星空を背に秘めた思いを歌い上げ、観客を魅了する。同じく初披露となるルルナの「Lustro della LUNA」では、青いペンライトの光に囲まれる中、月光のようなイエローのライトがステージを照らし出し、幻想的な雰囲気で会場を包み込んだ。

元気いっぱいのチーム・NonSugarが「スパイシー♪ホット＊ケーキ!!!」で再び観客を熱狂させた後、3人揃っての出演は久しぶりとなるTricoloreが「Neo Dimension Go!!」を華麗なハーモニーで聴かせ、ライブをクライマックスに向けて盛り上げる。そしていよいよ歴代主人公の6人がステージに揃い、「プリティーシリーズ」の軌跡を体現した楽曲「プリマ☆ドンナ？メモリアル！」をお披露目。初めての6人揃ってのステージにキャスト陣も満面の笑顔を見せた。歌い終えると、桃山みらい役の林鼓子は「私自身『プリティーリズム』がすごく好きだったので、皆さんと一緒に歌えているのがうれしいなって……」と涙ながらに語った。ほかの出演者からもそれぞれ「プリティーシリーズ」やこの日のライブへの思いが語られたあと、最後は再び全キャストが揃い「Make it!」を歌唱。大団円の中、イベントの幕を下ろした。

なお「Pretty series 10th Anniversary Pretty Festival」は本日5月23日にも昼夜2公演が開催される。22日公演を含む全3公演の配信チケットも発売中。いずれの公演も生配信終了3時間後から明日5月24日23時59分までアーカイブ視聴が可能だ。

※記事初出時、一部ユニット名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。