3DCGアニメーション映画「STAND BY ME ドラえもん 2」の完成報告会が、本日10月29日に東京・グランドハイアット東京にて行われ、キャストの
「STAND BY ME ドラえもん 2」は、
6年ぶりに大人ののび太を演じた妻夫木は、前作ではのび太たちの結婚前夜までが描かれ、今作では結婚式当日のエピソードが展開されることに触れ「前回でいろんなことが解決したと思っていたんだけど、当日になってもまだ……(笑)」と笑みを浮かべながら、「どこか放っておけない愛くるしさを持っているのがのび太くん。そういうものが大人になっても出せるよう、今回も心がけました」と収録を振り返る。羽鳥は「前作は宣伝の中でも“ドラ泣き”っていうワードがありましたけど、私は今回“のび泣き”だと感じました。本当にのび太くんに泣かされるんですよね」と力説した。
山崎監督は今作でも脚本も担当。「パッと見フニャフニャしてるけど、しずかちゃんが選ぶに足る人物だということを、声で表現するのはなかなかできないこと。簡単にはしずかちゃんと結婚させるもんか、と思いながら書いていましたが、最後には結婚させてもいいぜ、となりました。それは妻夫木さんの声の力だと思う」と妻夫木の演技を称えた。
宮本は自身の役について「おばあちゃんは本当に、まるごとのび太くんのことが大好き。でもただ好きと言うんじゃなくて、彼がどんなことをしても受け入れてあげるような存在です」と語り、「大きな大きな空気をふわっと出して、そしてのび太くんを包んであげるというイメージをしておりました」と演じるうえで意識した部分を明かした。また宮本はまだ完成作品を観ていないと言い、「わざと観なかったんです。そんなのこの作品が初めてなんですけど。この映画だけは子供たちと一緒に劇場で、雰囲気を感じながら観たいと思っています」とこだわりを口にした。
八木監督は劇中のアニメーションについて「“雨が降って、止んだ”ということが大事なポイントになっています。大変だったけど、雨もきちんと描いてよかったなと思っています。雨がいい仕事してます!」と説明。山崎監督は「おばあちゃんのおもいで」というエピソードを軸にした理由を聞かれると、「単純に一番大好きな話なんです。1作目のときにどうにかこの要素を入れたかったけど、入らなかったのだけが心残りで。続編を作らせてもらえることになって、まずは『おばあちゃん』を入れたいという思いでした」と熱くコメント。妻夫木も同エピソードが「ドラえもん」の中で一番好きな話だと語り、「子供の頃、マンガを読んで初めて泣いたのがこのエピソードでした。子供ながらに、のび太の根底にある優しさや芯の強さは、おばあちゃんにもらったものなんだろうなと思った」と思い返した。
そしてイベントの後半にはドラえもんも登場。ドラえもんは妻夫木と宮本に「もし僕と一緒に1日過ごせるとしたら何して過ごしますか?」と質問すると、妻夫木は「ドラえもんといえば代表的なひみつ道具はどこでもドアなので、世界中の美味しいものを食べに行きたいです」と回答。ドラえもんは「いいですね! 僕もいっぱいいっぱい食べたいです!」とテンションを上げる。宮本は「私はドラえもんと原っぱに行って寝っ転がって、空を見て、そしてちょっと起きて『ねえ、ドラえもん。私にね、アンキパンを食べせてくれない?』と言って……それを私にください(笑)」とおねだりし、ドラえもんは「しょうがないなあ宮本さんは! 特別ですよー!」と許可した。
最後に妻夫木は「僕はこの映画を試写会で観て、ほっとしました。泣いちゃいけない、がんばらなきゃいけないという思いがあった気がするんですが、たまにはほっとできる場所が必要。この映画は、皆さんがほっとできる場所になったと思う」と作品の魅力を述べ、イベントは幕を閉じた。「STAND BY ME ドラえもん 2」は11月20日に全国ロードショー。
映画「STAND BY ME ドラえもん2」
2020年11月20日(金)公開
スタッフ
原作:
監督:
脚本・共同監督:
制作:シンエイ動画、白組、ROBOT
制作協力:藤子プロ・阿部秀司事務所
配給:東宝
キャスト
ドラえもん:水田わさび
のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ
ジャイアン:木村昴
スネ夫:関智一
のび太のおばあちゃん:
大人のび太:
ナカメグロ:バカリズム
入れかえロープ:羽鳥慎一
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