AT-Xが“完全リモートワーク”で制作したアニメ放送、アフレコの様子も画面に

AT-Xとアニメーションスタジオ・ガイナが“リモートアニメ”「ステイングベイビーズ」を制作。6月10日よりAT-Xほかでの放送に加え、YouTubeでも配信される。

本作は新型コロナウイルス感染拡大を受け、全国的に外出自粛や新しい生活スタイルが求められる中、完全リモートワークにて全4話を制作。休業や活動自粛によってストレスを抱える人に向け、アニメで貢献できることはないか、また、一堂に集えない中、アニメの新しい作り方を模索できないか、との思いから生まれたことが明かされている。番組では通常のアニメとは異なり、出演する声優陣の演じる様子をWeb会議のようにワイプ表示。リモートワークで行われたアフレコの様子をアニメと一緒に楽しめる工夫がなされている。またアニメの制作現場の様子も、SNSなどで公開される予定だ。

キャストには福島ガイナ制作のアニメ「フライングベイビーズ」と同じく、佳村はるか、三森すずこ、佐々木未来、山口立花子、ブリドカットセーラ恵美、うえだ星子、豊田萌絵、伊藤美来が出演。福島・いわきの温泉街の中学に通う少女・すずとクラスメイトのふみは、思いつきで結成したフラダンス部でコンテスト出場を目指すが、新型コロナウイルスの影響で部活動が自粛になってしまい……というストーリーが展開される。なおオープニングテーマには、A応Pによる手洗い・うがいを啓発する楽曲「せっけんWOW!」を起用。アニメ全編を通してコロナ対策の姿勢が打ち出されている。

番組は毎週月、水、土曜日20時30分からのステーションブレイク枠にてレギュラー放送を行い、ほかのステーションブレイク枠でもランダムに放送。さらにAT-X限定で、出演者トークパート満載の「ロングステイVer.」もオンエアされる。YouTubeの本作の公式チャンネルでは、6月10日22時に「ロングステイVer.」の第1話を公開予定。